第236話 裏と本心
【我々は退散します、生徒会長様と副会長様の手当て、隔離はお任せ下さいませ……お二人が回復次第、自宅へ送らせます……それでは失礼します】
「あぁ……よろしく頼む」
倉庫には聡と斗真だけが残された、先程までの人の気配は完全になくなり、目の前に倒れていた悲惨状態の生徒会二人も完全に姿を消し、その他諸々の痕跡も綺麗になくなっていた。
「終わったよ……すぐに助けが来る、だから我慢してくれ……それと……ごめん……お前との約束破っちまった」
聡は斗真に頭を下げて謝る。
「あれ程駄目って言われたのにな……奴等と関わるなって……でも……無理だわ……俺……俺はやっぱり汚い裏の人間だからさ……」
謎の後悔が聡の心を包み込んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます