第119話 ノリノリ

「マジで聞きに行くの?」

「行くだろ?、てか、そういうのは乗り込んででも聞きに行くだろ?、彼氏なら尚更だ」

「アンタ……いい事言うじゃん」

「だろ」


 二人は悪い笑みを浮かべた。


「やってみたかったんだよ、先輩の教室に乗り込んでバトルって…」

「えぇ、私も興味あったの……それに今回は幼馴染みが気づ付けられたからボコたっていいよね」


 聡と余気魅はノリノリだ。


「お、お前ら、揉め事だけはやめろよ?」


 斗真は二人に注意を促す。


「安心しろ…ちょっと意地悪するだけだから」

「大丈夫よ、そんな事はしないわ、まぁ返答次第だけど…ね?」


「お前ら」


「よし、行くわよ!」

「おぉー!」

「ちょ!、お前ら待ってて!」


 三人は三年棟へと向かった。

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