第111話 怒鳴り声
「どこ行ったんだろ?」
校内を探し回ったが、彼女は見つからなかった。
(戻ったのかな?)
「──やめて!」
「ん?」
諦めて戻ろうとした、その時、下の階から言い争う声が聞こえて来た。
(喧嘩か?)
斗真は喧嘩が気になった。
前回みたいに考え無しに突撃しに行くのは危険だ……でも遠目から見るのは問題はないだろ。
都合よく解釈した斗真は階段へと向かう。
「斗真!」
「ん?」
階段を降りていた時、瑠衣がやって来た。
「何でここに?」
「瑠愛姉に用があってね…斗真は何してたの?」
「下の階で喧嘩が起こってるぽくてな、ちょっと見に行くんだよ」
斗真は瑠衣に説明した。
「へぇー面白そう」
「一緒に行くか?」
「うん!」
二人は階段を降りて行った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます