第48話 食い違い
「捨てられた!?、瑠衣が元彼に?」
「あの子ね、高校入学してすぐに彼氏が出来たの、凄く幸せそうでね、彼氏の事もよく自慢してたわ」
「……」
瑠愛の顔は嬉しそうだった、彼女の嬉しそうな顔を見れるのは彼氏として幸せだが、今は話の内容のせいで、それどころではない。
(瑠愛の言う、彼氏は間違いなく俺の事だ、でも俺はアイツを捨てていない……逆にアイツが俺を捨てたんじゃないのか?)
瑠衣に植え付けられたトラウマが蘇る。
そして彼女が放った、悪魔の言葉が頭を過ぎる。
【アンタの彼女になんてならなきゃよかった!、好きにならならなきゃよかった、消えろよ!、○○○○○○○○野郎!】
斗真は舌を噛み、過ぎる言葉から意識を逸らした。
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