第13話 落ち着かない就寝【1人目】
夕食を食べ終え、風呂を上がった瑠衣は寝るためにベッドの寝転んていた。
(寝れない…いつもはすぐに寝れるのに)
瑠衣の自慢はベッドに横になれば五分後には心地のいい夢の世界にいく事が出来るというものだ。
だが、今日は寝つきが悪かった。
「やっぱり意識してんのかな?」
瑠衣は呟きながら、斗真の部屋側の壁を見た。
壁にはポスターやカレンダーも貼られておらず、棚や机も置いておらず、いつも冷たさを感じていた……でも今日、見た壁からは何故か温かさを感じた。
「……壁の向こう側にアイツが居るんだ…何してんだろ」
瑠衣は壁の向こう側が気になってしかたがなかった、そのせいで心臓の音も大きくなっていく。
「……昔はよく電話してたな」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます