第13話 アルケミストファクトリー

 大魔法時代はアムリタが魔将軍バルシダンを討伐し終焉しゅうえんを迎えた。

 時代の覇者、アズマという若者が錬金術を駆使した大錬金術時代を迎え、人々の暮らしは様変わりしていった。

 携帯端末ズマホや、大錬金術ロケットなど自家用車のための駐車場整備などなど。

 善なる裁きの神サーバクの神官長である、大ま王デスゲイズの仕事もますます増えて、冒険らしい冒険が出来なくなっていく中、二人の息子は10歳、8歳になり、文化の神であり音楽の女神フンフフーンの神殿で勉学にいそしんでいた。

 

 ある日のこと、大ま王デスゲイズの執務室のドアにノックの音がした。


「入り給え」


 大ま王デスゲイズの仲間であるアズマが自社であるアルケミストファクトリーからやって来た。


「おまえ。ヒゲぼうぼうじゃないか。剃れよ」


 大ま王デスゲイズはアズマに駄目出しをして、席を勧めた。

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