12.決戦! 平和な祭を守り抜け!

GM : では、皆さんは蛮族から聞き出した場所に従って、街道に向かっていきます。するとちょうど、おびただしい数の蛮族&盗賊がキャラバンを襲っています


クリスティーネ : 「数が多いですわね。頭を潰しましょう」


GM : ついでに、キャラバンは冒険者と合流していたようなのですが、純粋にリーダーが強いので冒険者は押されています。盗賊のリーダーと思しき槍持った男は、冒険者が意外とふがいないので暇そうにパズル弄っている


ジェニー : 「加勢しなきゃ」


ナング : これは『待てぃッ!』と声をかけるべきシーンなのかしら


GM : じゃないかな(笑)


ナング : じゃあ「待てぃッ!!」(笑)


フードを被っていたドーン(GM) :「な、何者ネ!?」


ナング : 名乗りを上げようとして、ふと思い当たってジェニーに譲る(笑)。これは、君が名乗るべきだよ、ジェニー」


クリスティーネ : ナングが譲ったの見て、ジェニーの発言を待ちますわ(笑)


ジェニー : 「ジェロニモ・J・ジェニー。『黒き焔』を倒す者。お前たちが潰したちっぽけなものに、何ができるか見せてやる! 蛮族は殺してやる!」


ドーン(GM) : 「我々も少しは有名になってきたということカ。ああいうバカも湧いてくる頃ネ」


『槍使い』(GM) : 「へえ、少しは楽しめそうじゃねえか」


GM : 『槍使い』はパズルを引きちぎって、みんなの方にやってくる


ナング : 「どうも、『槍使い』さん。こちらは棒使いさ……無論人族だからって見逃されるとは思っていないだろうね?」


『槍使い』(GM) : 「雑魚ばっかで暴れたりないと思っていたところだ。こいつは楽しめそうだぜ」


ドーン(GM) : 「良いだろう。ファング! あいつらを片してやるヨ!」


GM : そういうと、牙が立派な虎がみんなの方に牙を剥く。じゃ、虎に対して魔物知識判定行きましょうか。成功? クリスティーネはこれがレベル7モンスター「サーベルタイガー」だとわかります。発達した巨大な犬歯を持つ虎ですね。鋭い牙で、大ダメージを与えてきます


クリスティーネ : これは強敵ですわね


ナング : 『槍使い』より強いじゃあないの(笑)


クリスティーネ : だからと言って、退けませんわ。「遺跡を根城にしてたのは貴方たちですわね」


ドーン(GM) : 「その通りヨ。この人数でも収められる、ちょうどいい場所だったヨ」


クリスティーネ : 「あの場所の価値も解らずに……排除させて頂きますわ!」


GM : ちなみに、ドーン君の肝入り調教によって、サーベルタイガーには剣のかけらが入っています。


ナング : 完全にこいつがボスじゃあないか!


GM : 他のゴブリンやフッドは、冒険者やリカントが請け負ってくれるので安心してください


ナング : 『槍使い』さんには、もうしばらく退屈してもらって、サーベルタイガーから狙う感じですかね


GM : ひどい(笑)。というわけで、ボス戦になります。若干距離があるので、支援呪文とかの準備はしていいよ


クリスティーネ : 助かりますわ


クリスティーネ : 焼け石に水だけど自分にプロテクションかなぁ……【フィールド・プロテクション】も貰えるなら欲しい。


GM : 何か使いたいものがある人は宣言どうぞ


ナング : え、今日は【デモンズアーム】も使っていいのか?


GM : ああ、たんと使え


ナング : では【デモンズアーム】&【ビートルスキン】


GM : フラッドおじいちゃんも【フィールド・プロテクション】使いましょう


ジェニー : 獣化しておく


GM : では、皆さん準備は宜しいでしょうか?


ナング : かかってこーい


ジェニー : OKです


GM : では、サーベルタイガーから。早速だが、ナングを噛ませていただく。命中したら、2回ダメージ行くぜ


ナング : 13出せば避けられる(笑)


GM : 「○痛恨撃」の効果で25点と17点です


ナング : おいぃ!? 防護点は現在14点に達しているので、10点と2点抜けます


ジェニー : 私食らったらワンパンなんですがこれ


クリスティーネ : 同じく


ナング : 「こいつは……皆には喰らわせるわけにはいかないなっ!」


ドーン(GM) : 「ぬぬぬ、ファングの牙で死なないとは生意気な奴ヨ」


GM : では、『槍使い』さん


『槍使い』(GM) : 「さぁ、楽しませてくれよ!」


ジェニー : まさかわたしか


GM : 【マッスルベアー】・【ビートルスキン】使用して、ジェニーに15と言って攻撃です


ジェニー : 15ならまだよけられる! 「ガウ! グルルルル(やだよ! つきあってらんない!)」


GM : ドーンだが、【ヴァイス・シールド】を大事なファング君に使用


ナング : なんてことを


ジェニー : アッコイツ面倒なことを


ドーン(GM) : 「さあ、存分に暴れるネ」


ジェニー : 攻撃力を上げられるよりはマシか


GM : 一般的なドーンは忠誠心が強く、任務最優先なんですけど、コイツはペットが何よりも大事なのです。では、こんなところで、こっちは終了


ナング : なんにせよ、サーベルタイガーを早めに集中攻撃で倒す、しかないか?


ジェニー : それしかないよね


クリスティーネ : 良いと思います


ナング : では、【マッスルベアー】も使って、飛行もして、ナングから行きますね


 ナングとジェニーが2人がかりで殴るも、出目が振るわず、有効打は無し。


クリスティーネ : 「私では虎は無理ね。貴方を牽制させて貰うわ」ちょっと考えましたが、『槍使い』を攻撃しましょう


GM : よけられないなあ


クリスティーネ : (ころころ×5)38点ですわ


GM : ファッ!?


ナング : これは逆らっちゃいけない依頼人だ(笑)


ジェニー : いやっほーい


GM : 牽制とは何だったのか


クリスティーネ : むしろ、私自身が当惑しているんですが(笑)


『槍使い』(GM) : 「なんだぁ? いかにもなお嬢様が来やが……ぶべら!?」


ナング : とんだ爆弾娘ということか


ジェニー : 同じ槍使いだというのに


クリスティーネ : 「(綺麗に入っちゃった、どうしましょう)」


『槍使い』(GM) : 「へっへっへ、意外なところに出来る奴ってのはいるもんだなあ!」


GM : では、フラッドは回復しておきますか。(ころころのころころ)出目は3だが10点は回復する


ナング : 出目から「回復要るかな?」感が伝わってくるのだが(笑)


GM : ほぼ全快だからいいでしょ(笑)


フラッド(GM) : 「ナングが傷ついたか……大丈夫な気もするが……」


ナング : 「いやフラッド、そこは迷わないでおくれよ?」


フラッド(GM) : 「そんだけ、お前さんへの信頼が厚いってことじゃよ」


GM : では、2ラウンド目の敵手番。ドーンさんなんだが……


ドーン(GM) : 「ああ、ファングが傷ついてるヨ!」


GM : 【キュア・ウーンズ】をサーベルタイガーに使用します


ジェニー : そうくるか


GM : まあ、全快なんだが


ナング : そんなに怪我してたか? これこそ「回復する必要あるのか」だろう(笑)


クリスティーネ : 大事にしているって話はあったけど、過保護のレベルですわね


『槍使い』(GM) : 「おい、回復なら俺にしろよ!!」


ナング : ほんとにね


ジェニー : ……逆に言えば、サーベルタイガーにちょっかいをかけ続ければ、ドーンの手番を潰せる


ドーン(GM) : 「さあ、ファング! さっき、食い殺せなかった奴に、もう一度お前の牙を見せてやるネ!」


『槍使い』(GM) : 「人の話聞けよ!」


 再びナングに攻撃を仕掛けるサーベルタイガー。しかし、圧倒的な装甲に阻まれて、ほとんど傷をつけることが出来ません。ジェニーやクリスティーネだと、当たれば致死圏内なんですけどねえ。

 また、今度はクリスティーネに狙いをつけた『槍使い』の攻撃は外れ。


クリスティーネ : では、私から行きますね。≪マルチアクション≫から、ナングへ【ファナティシズム】。『槍使い』を攻撃しますが……(ころころ)残念、外れ。


ジェニー : オークなら【ヴァイス・シールド】かかっているサーベルタイガーにもダメージ通らない?


クリスティーネ : レベル差がきつくて……(ころころころころ)やっぱり無理ですわ


ジェニー : 分かった。こっちは『槍使い』を狙う。【ウイングフライヤー】で飛んで……ダブル魔力パンチ! (ころころころころ)


GM : ダブル命中!


ジェニー : では、舞い上がって突きの連打! 「オォォォォォォォォン!」


『槍使い』(GM) : 「へ、へへ、こんな凄腕と会えるとはおもしれえ」


ジェニー : 倒しきれなかった!


ナング : あらまだ生きてる?


GM : HP3(笑)


ナング : じゃあこのターンは『槍使い』潰すって事で。俺もそっち殴ろう


GM : ヤメロー


ナング : 「仲間は選ぶんだったな!」(ころころのころころ)命中して、26点ダメージだ


『槍使い』(GM) : 「そ、そんな……」


GM : 敗因:仲間。では、フラッドからは【トランスファー・マナポイント】を親友のナングに。MP9点あげる


フラッド(GM) : 「ナング、先は長そうだ。任せたぞ」


ナング : 「ああ、お前の力を借りるぞ」


 『槍使い』が倒れたことで、冒険者たちはようやく一息つきます。

 このターン、ドーンが【フォース】で支援するも痛打は出ず。冒険者たちに流れがやってきます。


ジェニー : これは、クリスティーネにドーンを殴りに行ってもらうのでいいのでは?


ナング : サーベルタイガーは俺任せで大丈夫だ


クリスティーネ : なら、また突撃しましょう


フラッド(GM) : 「分かった。油断するんじゃないぞ」


GM : ジェニーとクリスティーネに【セイクリッド・ウェポン】をかけます


クリスティーネ : では、ゴーレムは移動せず、クリスティーネのみ突貫


クリスティーネ : ≪魔力撃≫から攻撃(ころころのころころころころ)


GM : ヒェ


クリスティーネ : 32点どうぞ


GM : まだ生きてはいるんだけど……


ジェニー : 変幻自在ダブル≪魔力撃≫キック!(ころころころころ……)


ドーン(GM) : 「な……!?」


ジェニー : 「アォォォォォォォォン! (蛮族、殺すべし!)」


クリスティーネ : 「良い追撃ですわ」


GM : うーむ、想定していた流れだが、こうもあっさり行くとは……


ナング : 「さて、飼い主が先にいなくなったが……人の味を覚えてる虎を残すわけには、いかないのでね」


 さて、飼い主であるドーンがいなくなったことで、サーベルタイガーはナングにこだわるのを止めます(具体的にはランダムで目標を選ぶようになった)。

 結果、クリスティーネのオークが狙われあっさり破壊。やはり油断できる火力ではありません。


クリスティーネ : 「○痛恨撃」まで丁寧にもらっては無理ですわね。まぁ、強化アイテムは勝てば改修出来ますし。必要経費です


ジェニー : でも、オークのおかげでドーンを倒せたところある。ありがとう


 そうしている間に、エンハンサーの仕切り直しも入る3ラウンドが経過。

 長期戦になってきたことから、冒険者たちも覚悟を決めます。可能なら、他の冒険者たちの手助けにも行きたいので、時間はかけられません。

 実のところ、薄氷の上で戦っているようなものなので、長期戦は不利でもあります。


ジェニー : (ころころ)うーん、投げが決まらない。当たれば、状況変わるはずなんだけど


クリスティーネ : ……ジェニー、リスキーなんだけど、【ファナティシズム】使っていいかな?


ジェニー : ……むしろ、こっちからお願い。フラッドさんに回復ももらったし


クリスティーネ : タイミングは良くないけど、ここでやっておかないと使えなく可能性もあるの。では、≪マルチアクション≫でジェニーに【ファナティシズム】かけてから、サーベルタイガーに攻撃(ころころのころころ)呪文はかけたけど、攻撃は外れですね


ナング : (ころころ)こっちは命中して、23点だ。安定して当ててはいるが、さすがにまだ時間はかかるな


GM : では、サーベルタイガー君の反撃参るか。目標はランダムで決めるよ。(ころっと)……ジェニーさん


ジェニー : うん、覚悟はしている


GM : (ころころのころころ)命中だね。ダメージは……(ころころころころ)痛恨撃発動! ダメージは14点と25点だ!


ナング : 大丈夫か?


クリスティーネ : ギリギリ、大丈夫のハズ


ジェニー : うん、残りHP6だけど、立ってる。こんな所で倒れるわけにいかない


クリスティーネ : そして、次のターンのクリスティーネはジェニーにアースヒール確定です。


GM : こっちも【キュア・ハート】ですね


ジェニー : フラッドさんに回復もらって、次は自分から投げに行きます(ころころ)ここで出目が低い……15!


GM : (ころころ)あ


ジェニー : 1ゾロ!?


ナング : やったぞ!


クリスティーネ : よし!


クリスティーネ : ≪マルチアクション≫で、アースヒール→ジェニーを回復してから攻撃(ころころのころころころころ)ジェニーは一応、安心できるところまで持って行けたかな? 攻撃は今一つ


ナング : 続くぞ! (ころころのころころ)25点だ!


GM : えーい、反撃だ! 対象はクリスティーネ!


クリスティーネ : (ころころ)成功です。ふぅ、危ない所でしたわ


 その後もGMの出目が振るい、サーベルタイガーは回避を続け、気付くとナングが「翼の加護」を無くすほどの激戦に。

 ナングが狙われた時にこそ安心できますが、クリスティーネやジェニーが狙われるたび、場に緊張が走ります。

 そんな戦闘が続いた7ターン目。


ナング : 粘りすぎだろ、コイツ。この虎、羽生えてないか(笑)?


GM : ドーン、調教の腕前だけはすごかった


ジェニー : 強い。でも、投げます。今度は当たると良いな! (ころころ)


GM : 命中。まあ、ダメージはほとんど来ていないんだが


ナング : 我々のダイスの平均が5になってきているからね。ここらで決めたいところだ


GM : クリスティーネどうぞ


クリスティーネ : ≪魔力撃≫アタック(ころころ)17です


GM : (ころころ)出目は良かったが、16止まりです


ジェニー : 当たった!


クリスティーネ : ダメージ、回って欲しいですわ(ころころころころころころころころころころ)


ナング : うん(笑)


GM : こんなことになるんじゃないかって気はしてた(笑)


ナング : 当たると基本回る女、クリスティーネ


クリスティーネ : 自分で言うのも何ですが、ムラひど過ぎですね(笑)。30点です


サーベルタイガー(GM) :「グ、グゥ……(どてーん)」


クリスティーネ : 「……当った……のかしら」自分でも実感がわかない感じで


GM : どうと斃れました


ナング : 「仕留められたようだよ。やったね、教授」


フラッド(GM) : 「さすがは、クリス女史。見事に心臓を貫きおったわい」


ジェニー : 獣化解除する。「終わった……蛮族よりも強かったよ、この虎……」


フラッド(GM) : 「ま、後は残っている山賊や蛮族を止めてからじゃな」


ジェニー : 「……そっか、まだ残っていたっけ」


ナング : まぁ街の人達だけじゃ倒しきれないね。まだまだ俺は元気だ。加勢しよう。いけるな、フラッド!


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る