Session4-9 孤独
シュシュ:「お…終わりましたか…?」ジャンくんの後ろから頭だけ出して。
オルフ:拳はアクティベートの光か炎武器か魔神の血か分からないが真っ赤であった。
イスデス:「そのようだね……ふぅ」ぺたんと座り込む「もーダメ。すっからかん。やぁ、後はもう案山子だね、拙は」
アルクトス:「魔神が相手だと、やはり手古摺るな」
GM/ライズ:「これで全員……か。助かったよっ! 君たち強いんだねっ!!」
シュシュ:「……私は何も……」盾を拾い上げ汚れを掃う
シンカイ:「シュシュ!」ひっしと手を両手でつかんで 「貴女に占って頂けていなければわたくし、死んでいましたわ」
シュシュ:「……っ! ……はい、お役に立てたのであれば……なによりです」
イスデス:「ライズくんも強いねぇ。まさか深智魔法の使い手とは」
オルフ:「……ライズ、追手はこれで全部か?」
「……うーん、どうだろう。……正直わかんないよ。まだいるかもしれないし……でも、あのでっかい巨人みたいなのは、初めて見たよ」
シンカイ:「どちらにせよ、此処には居られませんわね。 確固撃破するにしても場所が悪すぎますわ……」
GM:下級魔神ブルカイネンと、それが付き従っていたヴァルブレバーズ。ヴァルブレバーズがブルカイネンを統率する役割を担っていたとすれば、おそらくは、これでこの周辺でライズを狙っていた魔神はすべてだろう。
アルクトス:タバコを口にくわえた段階で、ふと思いなおして紫水晶を先に回収します。
GM:水晶は。今まで見たものの中でもかなり大きい。『紫水晶』の力を使役していた本人……ヴァルブレバーズを倒しても、その原型はいまだに保っている。回収は容易だ。
オルフ:「……それで、ライズ。話は戻るが。俺達はまずお前を農場の責任者の元まで連れていく必要がある」
GM/ライズ:「うん? ……ああ、そうだった。えと……うん」
オルフ:「その後の事は……可能であればお前を俺達の所属する宿まで引っ張っていく」紫水晶とのあれこれがあるので。
シンカイ:「まぁ、誠心誠意謝れば、悪いようにはなりませんわ。働き口になるやもしれませんから」くすくす。
オルフ:「異論があるなら言え。殴り合うから」ごごご。ファナティシズムまだ抜けてません。
GM/ライズ:「ないよっ!! な、なんでまた戦わなきゃいけないんだよっ!」
イスデス:「あー、そうか」パチンと指を鳴らして、ゴーレムくん以外の呪文全解除。「一旦落ち着きたまえ。こちらとて手を加える予定はないさ」
オルフ:「そりゃお前……あーっと」熱狂が抜け。
「……はぁ、とはいえ。俺はお前を騙して連れていく気がない。だから、お前が行きたくないというなら…それ以外の方法、力づくになる。それだけだ」騙すより殴る方がマシ(?)。
アルクトス:そうかな……そうかも。
GM/ライズ:「……、行きたくないっていう……わけじゃないけど。本当は郷に戻りたいけど……オイラ、もうここがどこかもわからないし」
シュシュ:「……正直に謝ったら……許していただけるかもしれませんし……やはり一度……」
GM:トウモロコシの盗難被害は、1週間前から続いていたという。おそらく、ライズはそれ以上は1人でいたのだろう。集落を襲った魔神から逃げ出した、というのは、2週間は前だろうか。
シンカイ:「……きちんと自首した後ならお腹いっぱい食べれますわよ?」
GM/ライズ:「うん。それは……君たちの仲間に悪いことしたのは、ホントだし。ちゃんとあやまりに行くよっ。君たちについていくね!」
イスデス:「ええ。……それに、迷子を放っておくわけにもいかないからねぇ」
オルフ:「……それでいい」よかった、を言い換えるとこうなります。
アルクトス:「話はまとまったか?」水晶回収してタバコ吸ってた。
オルフ:「ああ。……とはいえ、これからあの森を引き返すのは勘弁だな。一晩ここで休むか」流石にこれから森に入ると中で夜になりそうだし……。
GM/ライズ:「だったら、あの遺跡の中がいいよ!」ライズが声を上げる。「暑くないし、それに取って来たトウモロコシもまだ……あ、食べちゃだめなんだった」
イスデス:「保存食は幸いまだある。これを食べようかな。」
シュシュ:「……簡単な食事でしたら差し上げられますので」
シンカイ:「……あの」 おずおずと。「そこの湖で釣ればよいのでは?」
オルフ:「竿とか持ってないぞ」
GM/ライズ:「オイラも、釣りざおないや……」
シンカイ:「それなんですが、ライズ君……だったかしら。貴方もイスデス様も操霊魔法が使えるではないですか」とくいげな顔でいいます。「湖面にスパークを打ちなさい、それで捕れます」
GM/ライズ:「……」
GM/「その手があったかー!!」
オルフ:「やめとけ。幻獣も出るって聞いてるだろ。なんか寄ってきても知らないぞ」
シンカイ:「むむむ……一理有り」すごすごと引き下がる。
GM:アルクトスの拾った『紫水晶』は、いまだに力を保っているようだ。
下手に触れば、ジェフリーの時のように暴走してしまうこともあるかもしれない。
とはいえ、"加護"を受けた君たちに対しては、影響はないようだ
アルクトス:コートで包んでおこう。「……。飲んでおけ」シュシュにヒールウォーターをあげておく。
シュシュ:「あ、ありがとうございます……!」嬉しそうにこくこくと水を飲む。
オルフ:「そうと決まれば……火でも起こすか。遺跡の中でやる訳にもいかねぇし」
シンカイ:「ひとまず水晶を見張りながらここで一夜越すしかございませんわね…。 ではライズくん、最後にもう一つだけ」懐を漁って「この男を知っていますか?」 暗くならないうちににこやかに写真を取り出します。
アルクトス:ノルマ達成。
GM/ライズ:「うん? ……えーと、うん? ……知らないよーっ!?」
シンカイ:「ありがとうございました」丁重に礼。
GM/ライズ:そもそも、ベスティア以外の人族を見るのすらほとんど初めての様子。「(……知ってると思ったのかな?? もしかして、実はどこかで会ったことがあるのかな?? うーーーーーーーーーーーーーーーん)」
シュシュ:手あたり次第が過ぎる。
オルフ:その内何故かお師匠さんがこの国で一番の知名度になったりしない?
イスデス:だれも知らない、しかしだれでも知ってる人。
シンカイ:まぁワンチャンも逃したくないので。
GM:ワンチャン、あったからね……。
オルフ:道を歩いたら写真見せられたことがある! って指をさされる遺跡ギルドの重役。
シュシュ:「……ライズ様、お腹が減っているのでしたらこちらを……」考え込んでいる様子を見てそう思ったのかドライフルーツをおずおずと。
GM/ライズ:「……とりあえず、中に入ろっか! 火とかならあの扉の前あたりで起こせばいいんじゃないかな! あっ! ありがとーーっ!!」シュシュの手を取ってぶんぶんしながらフルーツをもぐもぐする。
シュシュ:「はわわわわっ……」ぶんぶんされて目と耳をぐるぐるさせている
オルフ:「……何やってんだ、お前ら?
GM/ライズ:ライズに案内された廃墟……かつて倉庫だったものの遺跡の内部は、風を通さないにもかかわらず、快適な気温に保たれており、過ごしやすい。その隅には、ライズが農場から拝借してきたであろう10本ほどのトウモロコシが積んである。
イスデス:「素敵な居住じゃないか。一日と言わず後3週間ぐらいここで暮らさないかい?」もう既にくつろいでいる。
アルクトス:「住みたいなら止めないが、私たちは戻るぞ」
シンカイ:「3週間は流石に捜索願がお宿から出されるかと思いますが」
オルフ:「そもそも3週間ここにいたら死者としてカウントされるわ」
イスデス:「そうかな……そうかも……」
オルフ:「俺は寝れればどこでもいい。」住居への興味7/100。
アルクトス:「ここでは仕事ができん……」
GM/ライズ:「いやー、もうオイラ2週間くらいここにいたと思うけど……やっぱり、自分の家が一番だと思うな……」魔神にずっと追われていたのだ。満足に睡眠を取ることもできなかっただろう。
シュシュ:「……私、こういうとこ落ち着くかもしれません。……ライズ様、怖くて眠れない日がありましたか……?」
GM/ライズ:「うーん、そうだねーっ。ほんのちょっとだけ……あったかも」
イスデス:「まぁ、一人ではね」
GM/ライズ:「で、でもへいき! 仲間がいなくても、オイラもう一人前だもんね!」そう答えたライズの声は、わずかに震えている。
イスデス:「……強がらなくていいんだよ。強がってないと言うかもしれないけれど」
GM/ライズ:「うっ」ぎくっ。先読みされる。
シンカイ:「【まだ大丈夫】は【もうやばい】とも言いますからね」
シュシュ:「……、……皆様がいてくださりますので、今日はきっとゆっくり眠れますよ」
イスデス:「とりあえず、君は寝ていなさい。……追手に一人でおびえる必要はないのだから」
GM/ライズ:「……、君たちがたぶん、良い人なのはわかってるつもりだけど……でも……うん。あ、何かあったら起こしてね! おやすみっ!」
シュシュ:「……よかったらどうぞ。抱っこして寝ると落ち着くんですよ」
と、ジャンくん(シュシュ)をてしてしして。
ジャンくん(シュシュ):近くに寄って何も言わずに丸くなる。
GM/ライズ:「うー……噛まない?」
オルフ:「真っ当な警戒心だな」むしろちょっと感心したように。
シュシュ:「……大丈夫です、多分。私以外には噛みませんので」
GM/ライズ:「そ、そう……」おそるおそるジャン君の隣で目を閉じる。
アルクトス:「飼い主が一番噛まれるって今更だが何なんだ」
シュシュ:「……私が聞きたいです……」ため息をついて隅の小さなスペースに。
GM:ライズは根っからの冒険者とか、兵士というわけではない。君たちと同じように戦えるとはいえ、こうした野営経験もない。ただ巻きこまれただけの、一般人の……孤独な子供だ。
──魔神がライズを狙う理由も、わからない。残党が夜に仕掛けてくることもあり得るだろう。
オルフ:近くに人がいると眠れないので逆方面の隅のスペースへいきます。これで遺跡の四方は埋まる……!(笑)
シュシュ:荷物をジャンくん代わりにして眠る。怖がっているのは自分だけじゃないと知って少し安心したのか、安らかに寝息をたてる。
オルフ:……隅っこ組3人だから埋まらないわ。誰かもう一方埋めて。
イスデス:じゃあ私とゴーレムくんで。
シュシュ:ゴーレムくん、朝になったらバラバラになってるって考えるとちょっと嫌だよね……。
イスデス:早起きしてまた作り直そう。
アルクトス:何も言わないけどちょっと外に出て、燃やすと落ち着く香のする草でもちぎっておこう。そして隅で寝る。
オルフ:四方にそれぞれが寝て中央にも人が寝るなんか儀式みたいな絵図になったな……。
GM:──幸い、その日に再度の襲撃はなかった。
わずかに響く波の音と、ほのかに漂うハーブの香りが、君たちを癒すも
落ち着かない一夜を過ごしただろう。
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