Session4-1 ラッキーアイテム:イスデス

GM:それでは、第4話。やっていきましょう。

シュシュ:……と、その前に。GM、【幸運は星の導きを知る】を使います!

シンカイ:えーっと、幸運の鍵ってーとつまり……?

GM:さっそく使ったか。シナリオにおけるヒントになるアイテムや方角なんかが、おぼろげにわかる能力ですね。

アルクトス:しかも1人ずつ占って、達成値が高いと任意のタイミングで判定+1できる。

イスデス:おっと。私も事前に【クリエイト・ゴーレム】でオークを作成しておきましょう。



ゴーレムの作成や【幸運は星の導きを知る】など、効果時間が長く持つ能力は、開始前などにまとめてやっても良いものとしています。

現地に赴くなどで移動する場合は、移動した後にそれが使用されたとして扱うことになりますが、

探索や戦闘など重要な場面をはさんで日数経過が起こる場合は持ち越されず、改めてかけなおす必要があります。



シュシュ:ということで、全員に占いを~。(ころころ)えー、オルフ、シンカイ、イスデスは幸運の鍵を身につけていれば、1回だけ行為判定後に達成値+1です。

オルフ:3回成功は中々良き。

シュシュ:へへへ……これからは毎卓使いますぜ……あ、占いで減ったHPMPを自前回復しますね。(ころころ)……(ころころ)……ヨシ! 救命草3、魔香草2消費。

イスデス:うへえ。ミスティックは大変そうだ。


GM:幸運の鍵……ラッキーアイテム……色……方角。……では、今日のラッキーアイテムはイスデスです。

一同:!?

GM:みなさんはイスデスと一緒にいるのでみんなラッキーです。以上!!

シュシュ:やったね!!

シンカイ:付属品イスデス。

オルフ:つまり、イスデスと別行動すると+1出来ません!!!

イスデス:拙アイテムだったかー(笑)。

オルフ:しょうがねぇ、片耳持ってくか。

アルクトス:ちょっと縦で2つに分けよう。

イスデス:助けて、このままだと仲間に殺される!!(笑)

アルクトス:なんだか分からんが、GMが言ってるからヨシ!




GM:では改めて。4話です! よろしくおねがいします!

一同:よろしくお願いしまーす!



7月上旬。本格的に夏に差し掛かり、暑い日も増えてきたグランゼール。

7月の設定は、以下のようになっております。

https://kakuyomu.jp/works/16816452220454467991/episodes/16816452220579333061


前回の依頼から、2週間弱経った頃……あれから大きな依頼もあまりなく、冒険者たちは比較的、平和な日々を過ごしています

ある者はバイトをしたり。ある者は悠々自適な生活を送っていたり。

〈雀のお宿亭〉、時刻は21時ごろ。酒場の人の波が少し落ち着いてきた頃合いです。



アルクトス:夜。

GM:夜!

オルフ:酒場の端で演奏とかしていよう。

シュシュ:厨房でトントンと軽快な包丁音を響かせてます。

アルクトス:自室に引っ込んで執筆したり、喫煙スペースで煙草ふかしたりしてます。

GM:ホールや食堂には、夕食と酒を求めて18時ごろから人が増え、20時ごろにピークを迎える。オルフ君は常連なんかに依頼されて1曲弾いたり、あとは接客したり……かな。

オルフ:そうですね。冒険譚の曲を演奏しています。以前よりも何処か音に深みが増したと言われる事があるかもしれない(演奏家Lv5→6)。

イスデス:ゴーレムのベージ君からおひねりの10Gが飛んでいくことでしょう。

GM:食堂もいっそう盛り上がることだろう。やったね10G!

オルフ:後で何らかの形で還元しましょう。

GM/メイベル:「あら。なんだか最近上手くなったんじゃないの?」メイベルも珍しく褒めてくれているようだ。

オルフ:「気のせいだろ。別に練習増やしてるわけでもないんだから」つまり成長は精神的な変化ですね! 本人気付いてないけど!!

シンカイ:「ふふ……♪」私服で法律本読みながらくつろいでます(役員Lv5→6)。

シュシュ:「ふう…少し休憩しよう」お水ごくごく。「っぷはー♪」

GM/エミディオ:「そうだな。心の余裕ができた……つまり、環境に慣れてきたのではないかね?」酔っ払い客の相手をしつつ、まばらに入る注文を捌いていくエミディオ。大分気の緩んだシンカイやシュシュを後目に。

オルフ:「余裕なぁ……」弦を弾き、確かめるようにしている。

GM/エミディオ:「君たちの活躍も聞いているからね。そろそろ新米からひとつランクアップといったところかな。……もっとも、以前のような事件のあとでは、あまり楽観的なことも言っていられないかもしれんが」

イスデス:「各地で相次ぐような"紫水晶"絡みの事件。一体全体どうなってるんだろうねぇ」

GM/メイベル:「あんたたちも"紫水晶"絡みで大変だったみたいね。あ、イスデスお水いる?」

オルフ:イスデスへのあたりがちょっとやわらかい。

イスデス:「あ、貰えるなら貰っておきましょう。ええ、ええ、ありがたく」

GM/メイベル:「はい、どうぞ」笑顔だ。

イスデス:「ありがとう」

GM/エミディオ:「……多分、そちらも慣れてきたのだろうな……」


シュシュ:「(暇だしお宿亭の運勢でも……今日のラッキーアイテムは……)イスデス様」宇宙猫顔。

イスデス:「……?」呼ばれた気がしたのでシュシュちゃんの方を向く。

シュシュ:「ふえっ…え……えっと なんでもないです……」

イスデス:「おや、そうなのかい?」へにょっと片耳が垂れる。「じゃ、呼ばれついでにサンドイッチを貰おうかな」

シュシュ:「は、はい! ……よし、今日はイスデス様に尽くすことで……大凶から凶くらいになるといいな」とか言いながらサンドイッチ作ってる。


シンカイ:「あ、申し訳ありませんがわたくしにも。お薬、お薬……」雑嚢をごそごそ。

GM/メイベル:「シンカイもね。どうぞ……無理しないでよね」優しくお水を持ってきてくれるよ。

シンカイ:「お気遣い、痛み入ります」

GM/メイベル:「べ、べつに気遣いっていうか……当然よ当然。倒れられても困るからね!」

イスデス:「(ツンデレかな?)」

オルフ:ちなみに前回の依頼以降、発作は出ていない感じだろうか。

シンカイ:(ころころ)出てました。

シュシュ:でてたー。

アルクトス:しっかり休んでもろて。

イスデス:一回出てそれをきっかけにちょくちょく出てしまっているのかもしれない。


GM/エミディオ:「メイベル嬢も素直ではないな。……まあ、こちらとしても少し気がかりなのは確かだ」

イスデス:「もががもが、もがもがが」サンドイッチを口に詰めながら何かシンカイちゃんに言っている。

シンカイ:「はい……わたくしも油断しておりました。 まさか数年来、心臓病が再発するとは……」

GM:"加護"を受けたという事実がある以上、基本的にはお宿亭の貴重な戦力のひとりである。とはいえ、店から露骨に贔屓にはできないため、体調管理などは各自に任せることになるよ。

アルクトス:自分の身は自分で守れ。冒険者の鉄則。

GM/クレナイ:「チュチュン。持病ばかりは、魔法なんかではどうにもならないでちからね……」依頼書の整理をしていたクレナイが、ホールから食堂をうかがう。「体を鍛えつつ、できるだけしっかりとしたな食事、睡眠を摂ることでち。お宿亭の食事は、きちんと栄養バランスも考えられているでちよ」

シンカイ:「ありがとうございます、エミディオ様、女将様。依頼の方は……今日はもう何もありませんか?」


GM/クレナイ:「チュン……実はちょうどその用件で、こちらを覗いたのでち」クレナイは食堂を見回す。「……む、アルクトスは自室でちかね? 依頼の話をしたかったのでちが」

オルフ:「……水晶絡みか?」

クレナイ:「そうと決まったわけではないのでちが、"おまえ様たち絡み"ではあるでち」

シュシュ:「……私たち……絡み」少し身体を震わせ。

イスデス:「ふむ……呼びに行かせましょうか?」

シュシュ:「……よ、呼んできましょうか」

シンカイ:「わたくしが行きますわ。……なれば、鎧櫃を取ってこなければなりませんから」とててて。アルクトスを呼んでくる。


アルクトス:「なぜ締め切りから解放された作家を呼び出すのか」

オルフ:「依頼だとよ」

GM/クレナイ:「申し訳ないでち、アルク……。一応、おまえ様にも関係があることなので、ひとまず耳には入れておこうと思いまちて」

アルクトス:「……まあ、聞くだけ聞こう」

シュシュ:「今食器を洗いますので……すぐに行きます」てってこ厨房に引っ込み、手を拭きながら出てくる。

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