青空
春の青空は
どこかぼんやりと
それは
戸惑いと希望が
風に舞って
そよいでいるから
夏の青空は
水平線との境をなくして
それは
膨らんでいく想いを
波がさらって
白い雲にするから
秋の青空は
吸い込まれるほど高くて
やがて夕焼けが
すれ違う雲を茜色に染めても
涙はこらえて
冬の蒼空は
星が織りなすシアター
いつも
青空の向こうで
ずっと煌めいていた輝き
たとえ気づかれなくても
そしてまた
戸惑いと
希望と
青い空の春は巡り
若鳥たちが
巣立っていく
あの空は
どこまでつながっているのだろう
けして
美しい世界だけでは
ないかもしれないけど
あゝでも
あの空は
きっと美しい明日へと
つながるのだろう
いざさらば
さらば 今日の青空よ
いざさらば
いつか 美しい青空の下で
また逢う日まで
いざ 羽ばたかん
明日の空へ
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