プロポーズしようって、決めた。

白馬に乗った王子様なんて来ないって、君は言ってたよね。


現実は物語みたいにはいかないって。


でも、君は僕のプリンセスだよ?


目を閉じて想像する。


ブーケを抱えたドレス姿の君を。


カランカランと鐘の音が響いてくる。


カランカランと頭の中いっぱいに響いてくる。


君の隣にいたいよ。


そのとき君の隣に僕はいたいよ。


初夏の木漏れ日もボクの決意を祝福する。


一緒にいたいんだよ。


ずっと一緒にいたいんだよ。


僕は王子様でもヒーローでもないけど。


でも君とずっと一緒にいたいんだよ。


誰にも君を渡したくない。


朝、目覚めたときの君の寝ぼけ眼を一人占めしたいんだ。


さあ君を迎えにいこう。










必ず、幸せにします。








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