ジュクジュクの塾

咲イカ+

エピローグ

予備校終わりに今ハマってるゲームの攻略本を買ってコンビニに寄って帰っていると白い光に包まれキイィィという音と共に僕は倒れた。

起きると前に金色の変な輪っかと、白い髭が付いていて、雲になってる爺さんがいた。

「うわあぁぁぁ、どこだここ?誰だこの爺さん?ま、まさか誘拐?」

すると爺さんが口を開き

「誘拐とは失礼なガキじゃのう。」

と、喋り出した。

「わしは神じゃ。お土産はないのか?」

「こんな厚かましい神がいるかよ!」

「ところで本題へ入るのだが、、、」

「あ、これ長くなるやつすか?手短にお願いしたいんですけど。」

「お前めんどくさいガキだな。」


軽く世間話が終わり、

「お前は何かすごいことをしたか?お前は確か、山田。」

「いや、佐藤です。」

「そうそう佐藤、最近物忘れがすごくてな。」

「もう神様やめちまえ!」

なんてコントみたいな会話をずっとしている。

「お前は何かすごいことをしたか?何か成し遂げたか?」

「いや、別に、、、」

「じゃろうな、佐藤ですごいやつはほぼいない。」

「ひでえ偏見だな。」

最近は佐藤健っていうイケメンがいるのにな。

そんなことは置いといて、

「それがどうしたんすか?」

「なんもせずに死ぬとか情けなくないか?

優しいから異世界に転生させてやろう。」

この神軽いな。

「それじゃあ連れてくぞ。」

「ちょ、ちょ、ちょ、ちょとまて、なんも能力なしで異世界とかあり得ないだろ。せめてなんか能力くれ。」

すると神は少し悩み、

「うーん、名前が佐藤だから、能力目視という人の能力を見ることができる能力をやろう。」

「え、他のがいい。」

「文句言うな、じゃあバイバイ。」

「え、あ、じゃーね。また今度。」

「また今度。」

こうして僕は異世界に転生した。



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