第26話 時間が経つのは早い

 あれから数ヶ月の月日が流れた。・・・ような気がする。


 時計も無けりゃカレンダーも無いので、何日経過したかなどさっぱりわからん。

 その前にダンジョンって明るさも変化しないから、今何時なのかもまったく予想すら出来ないという生活だ。


 現在7階を攻略中。

 10階までって聞いているので、ダンジョン攻略までもう少しだな。

 とはいえボスと戦ってないので、ただただレベル上げをしてる感じ。


 だが俺は強くなった。現在のステータスはこれだ。



 名前 :コガラスマル・オダ

 性別 :男

 種族 :人間

 年齢 :20歳

 職業 :赤い流星

 レベル:66


 HP :626+31

 MP :478+23

 筋力 :490+24

 知力 :412+20

 体力 :568+28

 素早さ:422+21

 器用さ:368+18

 精神力:420+21

 運  :50


【スキル】

 剣豪Lv10 棒術Lv1 槍術Lv1 体術Lv8

 魔力操作Lv7 気配察知Lv8 魔力察知Lv6 直感Lv6 危険察知Lv6

 気配遮断Lv5 動体視力Lv5

 毒耐性Lv2 麻痺耐性Lv2 熱耐性Lv1 睡眠耐性Lv7 幻惑耐性Lv7

 +++魅了耐性Lv8 +++即死耐性Lv2 +++恐怖耐性Lv2 +++混乱耐性Lv2

 +++呪い耐性Lv2

 隠密Lv5 算術Lv9 料理Lv5 鍛冶Lv10 解体Lv10 木工Lv8 革細工Lv5

 裁縫Lv5 採掘Lv3 挑発Lv2 威圧Lv5 高速思考Lv1 鷹目Lv5 鑑定Lv8


【魔法】

 付与魔法Lv8

 火魔法Lv7


【固有スキル】

 異世界言語:自動翻訳


【称号】

 なし


【加護】

 付与神レイニーの加護

 女神シャルロットの加護



 もう今なら間違いなくミスフィートさんの力になれると思う。


 スキルも相当上がった。

 剣豪はLv10になったけど、まだ先があるような気がしてる。

 あと危険と言われた人魚で、魅了耐性、睡眠耐性、幻惑耐性のレベルが大幅に上がった。

 そんだけヤバイ魔物だったってことだけどな。もしあそこで眠らされていたら、確実に殺られていただろう。


 鍛冶と解体は、毎日のようにやりまくってたのでレベルもカンストだ。

 たぶんもう感覚的に、これ以上レベルは上がらないと思う。


 魔法もあと少しでカンストだ。付与魔法のレベルがMAXになれば、きっと今以上の最強付与が出来るようになるハズ。


 そして今の武器はこれだ。



[曼珠沙華]

 :コガラスマル作の刀。様々な付与魔法が込められている。評価S

 :総ミスリル製。

 :斬撃強化(大)斬撃速度強化(大)刺突強化(大)

 :自動修復(小)衝撃耐性++ 汚れ耐性++



 どうよ?今付けられる最大の付与をした。

 本当は刺突速度強化も付けたかったんだけど、ミスリルの限界なのか空きスペースが足りなくて無理だった。

 だが待望の自動修復を付与出来たのは非常に大きい。(小)なので少し刃が欠けた程度の修復で精一杯だろうけど、これが有るのと無いのとでは全然違う。

 まあ何にせよ刀の出来には大満足と言えるだろう。


 んで脇差しはこれだ。



[4代目にっこり今江]

 :コガラスマル作の脇差し。様々な付与魔法が込められている。評価S

 :総ミスリル製。

 :斬撃強化(大)斬撃速度強化(大)刺突強化(大)

 :自動修復(小)衝撃耐性++ 汚れ耐性++



 名前はすごく適当な感じだが、性能はピカイチだ。

 あと最近発見したのだが、(中)を(大)に格上げすることが可能だった。

 わざわざ刀を作り直さずとも、付与魔法の更新だけでパワーアップ出来るのだ。ただ、3代目にっこり今江を作った時は鍛冶のレベルがMAXじゃなかったので、きちんと新しく作った。次回からは壊れない限り、付与だけでいいだろう。



 今日も充実したレベル上げが出来た。

 明日は付与魔法のレベル上げを頑張るとするか。


 よし!精を付けるために、晩飯はドラゴンステーキにしよう。



 ―――そして部屋に入った瞬間、場が凍り付いた。






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 ―――――いつもの部屋―――――




「小烏丸がどんだけ強くなってるか、まあ楽しみではあるな」

「でも期間が1年だからなー。オレ的にはもう1年修行した方がいい気がしてる」

「このダンジョンのゴブリン強すぎにゃ」



 その時、大広場の方から小烏丸が部屋に帰って来た。






 ************************************************************




 ―――――小烏丸視点―――――




 え?


 虎徹さんに清光さんに、もう一人が・・・、えーと、ニーニャさんだっけ?

 なんでココに集まってるんだ?


 いや、それはまあいい。とにかく何か話さないと。




「私は赤い流星。ご覧の通り、軍人だ」




「・・・・・・・・・・・・」



「ウワーーーーーーッハッハッハッハッハッハ!!!」

「バフッ!!ハハッ、ハハハハハハハ!!ゴホッ、ゲホッ!カハッ」

「にゃ、にゃんにゃ?変にゃのがいるにゃ!」

「アーーーヒャヒャヒャヒャ!ゴヘッ、ガフッ、ぷぷプハハッ!」

「ゴヘッ!あー、こっ、小烏丸なのか?ゲホッ、カヒュッ」

「ダ、ダメだ!笑いが収まんねゲヘッ!プハッハッハッハッハッハ!!」



 いくら何でも笑いすぎじゃね?気持ちは非常にわかるけど!!



「こんな格好だけど小烏丸っスよ。これにはちょっと重大な理由がありまして」


「あ~、喉痛ぇ。ふーーーっ!まあ大体想像はつく。っていうかそれしかないしな。ガチャだろ?」


「ええ。余りにも服が高性能すぎて、脱ぐことが出来ない状態でしてね・・・」


「ハアッ、ハアッ。こ、小烏丸!恰好だけじゃなく、声まで、に、似てるのは反則だ・・・ぞ」

「くっ!や、やめろコテツ!くふっ、わ、笑いに引き戻すな!」



 なぬっ!?俺の声って赤い流星に似てたのか!



「ハアッ、ハアッ、ふぃ~~~。よし、落ち着いた」

「まさかこう来るとは完全に予想外だったな」

「変な人だけど、そんにゃに面白いにゃ?」


「うむ。ああ、ニーナにはちょっとわからないネタだ。まあ気にしないでくれ」


「ところでみなさん、なんの用事で来たんですか?」



「気付いてなかったのか。アレから1年経ったんで、小烏丸!お前を迎えに来た」

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