初恋

名無しの侍

第1話 知らない気持ち

登場人物

女 紬葵彩歌 男子 神崎雄翔


ある日、私は今までに感じたことの無い気持ちを感じさせられた。

私は2キロ離れた高校に通っている。

高校2年生

私が住んでいる所は本当に、田舎だった。

だから、誰も知り合いがいなくて...周りはおじいちゃん、おばあちゃんだらけ...

だから、いつも私は1人である


駅の待合室

私は電車が来るまで、本を読んでいた。

その日は風が強くて、手を持ってた栞が、風で吹き飛んでしまった。

彩「あ...栞が」

....と、背の高い男子高校生が、栞を取ってくれた。

雄「これ、貴方のですか?」

彩「は、はい....私のです。」

雄「風強いので、こういう日に本読むのは、俺はやめといた方がいいと思いますよ」

彩「私も、そう思ったんですけど...バイトで忙しくて、朝に読むしかなくて」

雄「そうっすか....まぁ無理のない程度に、俺はここで」

高校生男子は、歩いて行ってしまった。

彩「あ、名前聞くの忘れてた、今度あったら聞いてみようかな」

20分後、電車が来た。

彩「早く乗っちゃおう!」

空いてるところに座り、イヤホンで音楽を聴いていたら...隣には先程の高校生男子が

彩「(え?さっきの人?話しかけてみようかな)」

彩「あ、あの!」

雄「は、はい...あ、さっきの人」

彩「はい、先程は有難う御座いました。お礼になんですけど、これ受け取ってください。大したものじゃないですけど」

雄「いや、俺そんな大したことしてないんで、お礼なんて大丈夫ですって!」

彩「う、受け取ってください!お願いします!」





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