貴族の家から追放されたので気ままに生きたいと思います

おざごん

第1話 固有スキル 幸運


「お前はもうこの家から出て行け!!」


と、屋敷の中に怒鳴り声が響いた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「おはよう、リア、今日は祝福の日だな」


「父様、おはようございます!ええ、とても楽しみです」


俺の名前はレイモンド・リアス。

今日は12歳の誕生日で神から祝福を授けてもらう日だ。

宿泊ではその人の素質にあった職業や固有スキルがもらえる。

俺の父様は剣士の上位職、騎士を持っており、母さんは魔法使いの上級職、上級魔術師を持っている。

さらに俺には兄がいて、兄は現在17歳で王都の騎士団に勤めており、剣士と魔法の混合職である魔法剣士という職を与えられた。

そのため、俺は小さな頃から体作りや勉強を続けてきているのだ。

だから少なくとも剣士や魔法使いより上の色につければな、と思っている。

なかでも、最上位職の剣聖や賢者になれれば最高だ。


よし、行くか。

俺は近くの教会に向かい祝福を授かりに行く。父や母は冒険者として成功し、今は騎士爵のくらいについており、仕事があるため、今日の夜ご飯の時に皆の前で発表となっている。

俺は侍女を連れ教会に向かった。


「おお、これはリアス様、お久しぶりでございます。覚えていますかね?兄の祝福の日に、、、」


「はい!お久しぶりです神父様」


「いい祝福を与えられることを祈っておきます、リアス様。

それでは、こちらの祭壇の上に立ち、手を神像の方に差し出してください。」


すると神像から光が溢れだし、リアスの体に入っていく。


神父「こ、この光は、最上級の!?!?」


光が収まり、リアスは降りてくる。


「お疲れ様ですリアス様、今の光は最上級の職業か固有スキルである可能性が非常に高いですぞ!ステータスと言って、自分の能力を確認してみてください!」


「ほんとですか!ありがとうございます!

では、、、ステータス!!」


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レイモンド・リアス レベル001

攻撃力E

防御力E

魔法力E

素早さE

賢さ D

運  B

職業

スキル   剣術E 身体強化E

固有スキル 幸運

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「ほう、全てのステータスがE以上とは、小さな頃から鍛えていらっしゃるのですね!素晴らしい、さらに賢さがDとは、市民の大人と変わらないステータスですし、運Bなんかはとても珍しく高いステータスですね!

ですが、、職業はなし、固有スキルが幸運?ですか、、初めて見るスキルですね、このスキルだとお父様には…」


「いいんです、ありがとうございます。

それに剣術や身体強化がスキルにあるのはどうしてなのでしょう?」


「スキルは職に関係なく練習すれば身につくのです、ただ、職業により、スキルの覚えやすさやが違ってくるのです。おそらく小さな頃から稽古をしていたので剣術や身体強化のスキルがあるのでしょう。」


「なるほど、、ありがとうございました!」


「いえいえ、ではお気をつけて、、、。」


俺は父様みたいな職は授かれなかったけど、幸運スキルで頑張ってやる!!

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