謎の空間②

※注意 グロいと思います。

それと今日は2話投稿します。



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謎の空間に入った瞬間俺の体が固まる。


拘束の魔法や何かしらの攻撃をくらったからではなく、ただ目の前のを見て固まったのだ。


『……っ!!』


イズが声を呑むのが伝わってくる。

俺も声を呑んだ。


謎の空間の中がこんなことになっているなんてさすがのイズでも分からなかったのだろう。


あまりの惨状に吐き気が込み上げてくる。


なぜなら


中には目が飛び出ている者、下半身がない者、頭部がない者まで様々だ。


もしかしたら万を越しているかもしれない。


『……申し訳ありませんマスター、見苦しい物を御見せしてしまい……申し訳ありません……』


本当に申し訳なさそうに謝ってくるイズ


「……いや、イズのせいじゃない、それと……俺は大丈夫だ」


誰の目から見ても大丈夫じゃない様子なのに反射的に強がってしまう。


『マスター……はい……ありがとうございます。』


俺の様子を見て強がりと緊張を感じ取ったのか心配の言葉はかけてこなかった。


声をかけても逆効果だと思ったのだろう。


「ここは何なんだ……ッ!!」


無意識に俺は声を張り上げてしまう。


『マスター ここは恐らく迷宮のです。』


「ゴミ捨て場?」


『はい、恐らく……』



ゴミ捨て場、それは迷宮で死んだ冒険者の死体や物質を迷宮が貯めておく場所である。


そしてダンジョンに、理由は不明だが迷宮だけがゴミ捨て場と言う空間を持っている。


ゴミ捨て場が発見されたことは……というかほぼない。


これまでに3ヶ所の中でゴミ捨て場が発見されたのは………たったの1か所


……まぁ、3ヶ所しかないんだから仕方なんじゃね?


待てよ?……ここ新しい迷宮だから3ヶ所じゃなくてもう迷宮の数、4ヶ所じゃね?


……まぁいいや、どうせ誰もここは気付かないんだし。


なんたって奈落の底だからな?


ここまで来る物好きは居ないだろしね




俺が頭の中で永遠と独り言をしてる時、その頃のイズは?






『もしも~し、聞こえてますか~?』


『……マスター』


『……………………駄目だこりゃ。』





呆れてた。









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