美少女幼馴染がメインボーカルを務めるバンドをクビになったサブボーカルな陰キャの俺に美女ギャル四人が声をかけてくれたんだが、CDがバカ売れしたから戻ってきてとか、今更遅いな。
雲川はるさめ
第1話
美少女幼馴染がメインボーカルを務めるバンドをクビになったサブボーカルな陰キャの俺に美女ギャル四人が声をかけてくれたんだが、CDがバカ売れしたから戻ってきてとか、今更遅いな。
「あんたはクビ...!」
「え、ユーコ、なんでだよ、俺を追放?
なんで、俺らずっと仲良くやってきたじゃんか...!」
ライブハウスから出たところで。
俺に辞表が突きつけられた。
おんなじ軽音学部で。目指すところはメジャーデビューで。
幼稚園時代からの幼馴染で。
ずっと、交流があって、
お互いの家も行き来してきたのに。
それなのに。
「あのねー、あんたがいることで見た目の問題とかあるじゃんか!
それにさ、私の美声が、あんたのサブボーカルで目立たなくなってると思うわけ!」
「だから、ちっとも観客も動員できないし、
店のひとにも申し訳ないし!
あんたが、イケメンだったら!
もう少し様子見で置いておいてもいいと
思うけどさ!」
「眼鏡じゃん!!髪の毛もろくにカットしてなくて、ボサボサだしさ!」
「貧乏なのは知ってるけど!
やっぱ、見た目は気を遣ってもらわないと!」
「ビジュアルは大事よ!
ね、ほかの二人もそう思うでしょう?」
ギタリストとベーシスト。
そんでもって、キーボードの担当者
、俺よか顔かっこいい三人に尋ねてた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます