美少女幼馴染がメインボーカルを務めるバンドをクビになったサブボーカルな陰キャの俺に美女ギャル四人が声をかけてくれたんだが、CDがバカ売れしたから戻ってきてとか、今更遅いな。

雲川はるさめ

第1話


美少女幼馴染がメインボーカルを務めるバンドをクビになったサブボーカルな陰キャの俺に美女ギャル四人が声をかけてくれたんだが、CDがバカ売れしたから戻ってきてとか、今更遅いな。



「あんたはクビ...!」


「え、ユーコ、なんでだよ、俺を追放?

なんで、俺らずっと仲良くやってきたじゃんか...!」


ライブハウスから出たところで。


俺に辞表が突きつけられた。


おんなじ軽音学部で。目指すところはメジャーデビューで。

幼稚園時代からの幼馴染で。

ずっと、交流があって、

お互いの家も行き来してきたのに。


それなのに。


「あのねー、あんたがいることで見た目の問題とかあるじゃんか!

それにさ、私の美声が、あんたのサブボーカルで目立たなくなってると思うわけ!」


「だから、ちっとも観客も動員できないし、

店のひとにも申し訳ないし!

あんたが、イケメンだったら!

もう少し様子見で置いておいてもいいと

思うけどさ!」


「眼鏡じゃん!!髪の毛もろくにカットしてなくて、ボサボサだしさ!」


「貧乏なのは知ってるけど!

やっぱ、見た目は気を遣ってもらわないと!」


「ビジュアルは大事よ!

ね、ほかの二人もそう思うでしょう?」


ギタリストとベーシスト。

そんでもって、キーボードの担当者

、俺よか顔かっこいい三人に尋ねてた。









  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る