ストリート・ドリームス【捕獲/ラッパー/テニス】
ビージェイはデトロイトのダウンタウンで暮らす黒人の青年。昼間はパートタイム、夜はクラブでラップをして暮らしている。
マークは同じくデトロイトに住む白人の青年。ビージェイが暮らす集落とは一本の大きな道で隔たれた高級住宅街に住んでいる。
2人は人種の壁を超えて意気投合するが、マークの立場を気遣い表立っての会話は避けていた。
そこで2人が思いついたのが、マークがテニスの壁打ちをしながら、その壁の裏にいるビージェイが、壁にボールが当たるリズムでラップをするというものだった。
ある日ビージェイが夜道を歩いていたところ、頭から袋を被せられて捕獲されてしまう。
白人とつるんでこのスラムを抜けようとしている、そんなことはさせない。
クラブでリンチされるビージェイ。
マークはビージェイの状況を知りクラブへと走る。
ビージェイを助ける方法は、マークがクラブのリーダー、コーディーにラップバトルで勝つこと。
最初はビートが流れても何も出来ないマーク。
しかしビージェイのアドバイスでテニスラケットを持ちながらラップすると、普段のビージェイのライムがマークに浮かんでくる。テニスのリズムのビート。壁の裏からいつも聞こえてきたライム。
コーディーを打ち負かし、ビージェイを救い出すマーク。
アメリカ全土を騒がせることとなるラップユニットが誕生した夜だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます