第30話 時間停止能力

俺が新たに手に入れた力『時間停止能力』について軽く説明しておく。


能力の効果範囲は地球全体。

ただし、他の惑星や衛星に影響を及ぼさないよう、公転と自転は止まらない。


よって、時間が経てば日が暮れるし季節も変わる。が、雲は動かないので天気は変わらない。


能力発動時点で空中にあった物は落ちずに空中で静止したままとなっている。


俺の力で動かせる物であれば自由に動かすことができる。完全に固定されているわけではない。

さっきみたいにバットでフルスイングすれば人形みたいに吹き飛ぶ。

血も吹き出る。


食べ物の鮮度は変わらないので助かる。

水道は普通に使える。

電気も使える。

インターネットの閲覧はできる(もちろん更新はされない)。

充電もできる。


水道局も発電所も止まっているのに不思議な話だが、ある程度ご都合主義的にできてるらしい。実にありがたい。


自動車を動かすこともできる。

もっとも、昼間では停止状態の車両が邪魔でまともに走れないため、移動するならバイクか自転車になる。


他にも検証すべきことはたくさんありそうだが、とりあえず基本情報はこんなところだ。





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