どう書くかよりどう続けるか

最近では文章の生成よりも編集に頭を悩ませています。執筆ノウハウというほどたいそうな技術ではありませんが、いわゆる単純なスランプの問題は克服できました。

「筆が止まってしまった。なかなか次の文章が出てこない」という事はなくなりました。

あまたある創作論の活用により文章の続きは幾らでも出てくるのです。

問題はその「無理やりに」ひねり出した文章の取捨選択です。

どの部分を採用し、どうつなげるか、なかなかしっくりこない。

ですから、まれに私の設定ミスでびっしり書き込まれた下書きが公開されることがあります。


書きまくって悩んでは消し、加筆し、編集し、公開を見送り、その繰り返しです。

ケンタウロスメイドの早美さんはめずらしくスムーズに運びました。

もともとはAIが描いた一枚絵です。

印象を小説にするというお題はポピュラーなもので、エブリスタでも過去にコンテストが行われています。

「うん、これはケンタウロスのメイドさんだね」という第一印象から

ひらめきをプロットと表題を作りました。

「●●の××さんは忙しい」という既視感のあるタイトルを連想し、そこから自分なりの固定観念で世界観を作っていきます。

人馬のメイドさんが活躍するお店はどんなたたずまいだろう。

背中がテーブルになったらかわいいよね。お客さんは猫カフェ感覚でメイドさんを撫でるのかな。客層はどういう人々だろう。

男性を接客したら単なる風俗だよね。それでは捻りがない。

会話に飢えた女子を相手にしたらどうだろう。

次々とアイデアが沸きます。

早美さんの性格は執筆と同時並行で設定しました。この辺は土台の文章とアイデアプロットさえあればチャット並みの速度で打鍵できる私です。

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