世界を救うために主人公が無双するだけのお話。

りりきり

第1話 使命

 俺は強い。今日も今日とて使命に乗っ取り戦っている。正直もうやめたい。

 生まれた瞬間から天の声みたいの聞こえて

「あなたには次世代の使命人に選ばれた。これから一生この世界を守るという使命を背負い戦ってもらう。」と明らかに50は越えてそうなおっさんの声で言われた。

 世界を守るために力を得られて人助けできると純粋無垢な生まれたての俺はしっかり考えずに快諾してしまった...あの頃の自分をぶん殴りたい。

 まあそんなわけで俺は世界を守っているのだ。世界平和のためにね。


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「はあ...今日は敵が雑魚で助かったぜ。」

 俺は戦闘を終え、ため息をつきながら戦闘用のスーツを抱え、家への帰り道をあるいていた。俺には敵の危険度やその現場の周囲の人の数、負傷者の数などを天の声などに聞いて知ることができる。

「今日は危険度2の雑魚、死傷者0、今日も街の平和を守りましたっとさ...」

「おお!お疲れ!周りにももう天災もいないみたいだし今日の使命は終了だな!

 でもいつ出るかわからんから準備だけはしとけよー!」

 中年の感じがよくて騒がしいおっちゃんの声が聞こえてくる。この声が天の声だ。

 本当に騒がしい...。

「はいはい、深夜に天災来ることがないように祈っているよ。」

 危険度とか天災とかあるがこれは、天の声が定義づけたものであり危険度は文字通り天災の危険度で10段階ある。もう一つの災害とは俺や他の能力者、国が対処しなければいけない災害(例えば隕石)とかや危険生物、悪い能力者その他諸々である。

 そんなこんなで天の声と会話してながら歩いていると我が家に到着。玄関を開けて

 家に入ろうとすると、遠くでとてつもない轟音が響く。

「まずいで!また天災や!被害者多数!西の隣町にいきなりドカーンと現れたっぽいな!」

 まあよくあることだ、玄関を勢いよく閉め、スーツを着ながら急いで隣町に向かう。

「おっさん!発生源は!」

「ここや!」

 そう言うと頭の中にマップが出てきて赤の印が隣町の駅を示している。

「OK!わかった!」

 目的地がわかると俺は体を浮かせ音速を超えるような速度でそこに向かった。

 到着。

 しかし、少し遅かったようだ。駅やその周囲の建物も跡形もなくなっており辺りは瓦礫や倒れた電柱や黒く焦げた人だったものなどが散在していた。そしてそこに体長4mはある青くスラっとしており頭部が後ろに長い巨人がたたずんでいた。

「ほう、まだ生きている人間がいるとはな。何者だ。」

 到着した巨人が少し驚き興味深そうな声で言った。

「まあ今来たとこだがな、まあ何者かって言えば使命に追われる者...かな。」

 最高に痛いセリフを吐いてしまったが続ける。

「それよりもお前さんよ、何俺の隣町更地にしてくれてんの?俺の行きつけのゲーセン返せよ。」

「ふん、何かと思えばただの馬鹿か...ここの星には能力者と呼ばれる特殊能力使う集団がいると聞いてたのだがなお前がそうか?」

「まあ、そいつらと一緒にしてほしくないけど大体そうだよ。」

「ほう、面白い!ならばその能力とやらを使ってみるといい!ほかの星のやつらはでは不完全燃焼でな!」

「なるほど、てめえは自己満足のオ〇ニーのために他の星のやつらを皆殺しにしてきたんだな。」

「ああそうだとも。私は強者を求めて戦ってきた。だがどいつもこいつも弱い!弱すぎる!それでは自分のこの欲求が満たされない!わたしhズシャ

 巨人の四肢が切り落とされる。切り口から青緑色の液体が勢い用あふれ出て、巨人は何が起きたのかわからずに言葉を失っていると、遅れて激痛が襲う。

「ぐぁあああああああああああああああああああああああああああああああ!!]

 巨人は初めての痛みで絶叫を上げた。

「うるせえな...井の中の蛙がよ。」

 そして巨人の体が頭からきれいに真っ二つに裂けていった。

「これ以上聞いても意味ないし、はやくこうしてあげないと犠牲者の人たちに申し訳ないと思ったからね。」

「お前はほんとに容赦しねえな。」

「ああ、はやくしないと助けてあげられるものも助けられないしな。」








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世界を救うために主人公が無双するだけのお話。 りりきり @ririkiri03

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