神様に貰ったのは能力が見えるだけのスキルだった!!

@ryuboy

第1話 プロローグ スキル手に入れました。

「あなたにこの世の中のすべてを見せます」


俺16歳 伊藤一磨は今おかしな現象に見舞われている。さっき道で助けた女の子が今宙に浮いている。女の子の見た目は若く10代半ばくらいで黒く長く整った髪、端正な顔だちから想像できないくらい出るところは出ている。いわゆるモデル体型だ。いや違うこれはグラビア体型だ。そしてこの美少女あろうことに自称神を主張し俺に能力を授けると言い出した。

こんなに胸がときめくのは生まれて初めてだ。

果たして俺はどんな冒険に旅立つのか!!



「って思っていた時期もありましたね!!」

あれから1週間が経過し、今は学校が休みで家の自分の部屋にいる部屋は6畳くらいで1人で過ごすには十分だった。だが…

「ちょっといきなり大きい声出さないで下さい!」

声を上げたのはうちの家に勝手に取り憑いた神様だ。うちの家じゃない俺の部屋にが正しい。

「ウルセェ!この貧乏神ふざけんな」

「なんですか。その言い方あなた神の加護を受けたものとしての礼儀が足りません!」

「神なら神らしくすごい能力やすごい力をくださいよ!見た?俺の能力これ見た!」


俺が腕を上げると自分の顔の前にステータス画面が表示されたそこには

(伊藤一磨 16歳 

勉強 Fランレベル

運動 どのスポーツでも地区大会初戦レベル

恋愛 童貞レベル

コミュ力 カスレベル …)

なにこれひどすぎるボロカスに言われてる

ここまで通知表とかで言われないよ。

むしろ通知表まだ誉めてくれるよ少しくらい何これ教育委員会に行ったら問題になるレベル。神様委員会あればクレームしたい…

「なにを言っているのですが普通の人間はステータスが見れずに努力するんですよ!見えるだけ感謝しなさい!」

「はーふざけんな俺は楽したいの楽してお金持ちになってハーレム築いて幸せに死にたいの分かる?分かる?」

すると神様は呆れたように下を向いてうなだれました。

「なんでこんな奴に力を渡したのだろう。

最悪だ…」

そこまで言われると俺も少し凹む。自称カスだが女の子が落ち込む姿を見て多少なりとも心が痛む。

「はぁー異世界に行ってスライムとかスマホで無双できないかなーーー!!」

「黙りなさいクズめ!」

こうして俺と神様の奇妙な二人三脚のストーリーが幕を開ける。

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