言葉遊び「言の葉」
鷹山勇次
1話 もしかして、フ〇ン?
君と会ってどれくらいの時間が過ぎたのだろう。
別れはいつも突然にやってきて
僕たちを引き裂く。
君のぬくもりに包まれた時間は、
僕の経験したことの無い速さで過ぎていて、
僕たちを驚かせるんだ。
世間の目は厳しくて、
僕たちが愛し合う事を許してはくれない。
夜のとばりに紛れて
辿りついた君のぬくもり。
灯りを消して。
暗闇の寝室に衣擦れの音だけが聞こえた夜。
一分でも。一秒でも。
願う僕の想いはどこにも届かず、ただ空虚をさまよう。
君の元を離れる僕は決して振り返らない。
振り返れば、また君の虜となる。
それが怖いから。
手を伸ばせば届く距離にいるのに。
「じゃぁ・・・。」それだけ言って、
人ごみに紛れていく僕を、
君はどんな瞳で見つめていたのだろう。
冷たい風。
君のぬくもり。
それだけが僕のすべてだ。
社会は僕たちが共に過ごすことを許さないだろう。
だけど、君といる時間。
僕が僕であるために必要な。
「愛している。」と言ったところで、
現状は何も変わらない。
君との時間を増やせば、好奇の目にさらされるのが分かっているから。
今はただ、次に君と会う時を待ちわびている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これは、私が○○○をイメージして書いた文章です。
何をイメージしたでしょう?
ヒントはタイトルの「もしかして、フ○ン?」です。
以下の文章を読んで、あなたは何を思い浮かべましたか?
タイトル 「もしかして、フ○ン?」 の
「○」の中に当てはまる言葉を考えて下さい。
私がイメージした『フ○ン』は第2話で発表します。
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