青年エルキュールは、血のつながらない人間に育てられ、人間の母と妹を家族に持つ『魔人』だ。エルキュールは魔人であることを周りに隠しつつましやかに家族と暮らしていた。
その平穏を壊したのは、人間を害する魔人の集団アマルティア。
家族を守るため、人間であるためにエルキュールは一人孤独な旅に出る。
とても、丁寧に描かれていて正統派のファンタジーの雰囲気を感じます。
第一章は、シリアスな展開で母妹との別れ、エルキュールと相棒グレンとの出会いが描かれており、二人が共闘する場面はかなりカッコいいのでお勧めです!
第二章は女子の仲間が増え、少しコミカルな場面が多くなってきます。エルキュールのギャップにちょっとほっこりしました。
人間と異なる魔人、魔人とも異なる『魔人』であるエルキュールに救いは訪れるのか?
今後の展開が楽しみです。
(二章の途中まで読了者)