第23話那月side
私は今日和樹くんと勉強を一年振りにやった。私にしては積極的にやったと自分でもおもう。家に誘うつもりは最初はなかったけどなんだか流れで誘ってしまった感はあった。
でもそれを言った私は私をよくやったと言ってやりたかった。
今までの私だったら消極的で今日も勉強なんて誘えなかったとおもう。和樹くんが最近勉強をよくしてるのはしっていた。クラスを覗いてみたらよく最近は机に齧り付いてやっていたのはよくみていた。
あーあの作戦はいい方向に向いていたんだなと心からよかったとおもえた。でも私は欲がでてしまった。一緒に昔みたいに勉強をしたい。同じ時間をすごしたい。話したい。などそんないろんな欲がでてしまった。
神奈さんにあの作戦に誘ってもらったのはいいきっかけだったとおもう。私だけだったらあの帰りにあった時以降もう喋りに行こうとは多分思えなかったとおもう。あの時のわたしはすごく落ち込んだ。やっぱり避けられていたっていうのが1番の要因だったとおまう。
だから神奈さんには感謝はしてる。
でも今日はまさかだった。和樹くんは確かにさそった。でもその妹はさそってはいなかった。なんでついてくるの?と心の中ではおもっていた。でもそれを声には決してだせなかった。そんなことを言って和樹くんに嫌われたくはなかった。彼がすごく妹さんを大事にしてるのはわかっていたからだ。
でも断ってはほしかった。
集合して3人で向かっている時に神奈さんに聞かれた。なんで家なの?という感じで聞かれそんなことあなたには関係ないじゃないとおもった。それに家に誘うってことは察してほしい。いや彼女は多分わかっていた。だからわざわざついてきたんだろうし。だからわざとなんとなくといったニュアンスで答え先にすすんだ。
家に着いて勉強をしている時はよかった。
なんだか昔に戻ったみたいで。いやそれ以上に今回の勉強会はたのしかった。お互いわからないことを教え合いながら有意義だった。
しかもやっぱり和樹くんはすごかった。ブランクはあるとおもっていたけどそれを感じさせないくらいできていた。このままいったら危機感を覚えるほどに吸収力もすごかった。でも私はそんなに一番にはこだわっていない。和樹くんと過ごせて隣に立てたらそれでいい。
そのあとは少し神奈さんと揉めてしまったけど正直眼中になかった。だって彼女は妹だから。ライバルにはなりえない。そのことが大きい。彼女もそのことはわかってはいるはずだでもがんばっていた。でも確実に私の方が有利だとおもう。彼女だけには負けたくない。
そんなことを考えながらまたいつ誘おうと考える那月だった。
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