僕を見て

……好き。

隣を歩く君に聞こえない様な小さな声で呟く。君は僕とは反対側に立つ人へ視線を向けて楽しそうに笑っている。そいつだけじゃない、僕だって君の幼馴染みなのに。勝ち誇った様な笑みを浮かべるそいつが妬ましい。

ねえ、好きだよ。大好き。お願い。

僕を見てよ……



#言葉の添え木 「片想い」

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