今度こそ君と歩く人生を
天命が尽きるその瞬間までも彼女は美しかった。
『次の世でお逢いしましょう』
その時はまた貴方様と……
今でも鮮明に憶えている彼女の最期。あれから百年が経ったみたいだ。
「……また逢えたね」
あの頃とは違う姿で。今度こそと差し出した手を君は幸せそうに取った。
#言葉の添え木 「運命を繋ぐ」
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