偽りの相棒
突如走った痛みに崩れ落ちた俺を彼は見下ろした。
「なん、で」
「お前ってほんとバカだよね」
裏切りなんて言葉とは一生無縁だと思っていたこの、相棒という関係。
「僕は始めて会った時からお前が嫌いなんだよ」
けどそう思っていたのは俺だけだった。
「じゃあね」
響いた銃声は高く辺りに響いた。
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