永遠に変わりたくないもの
「ねえ、永遠に変わらないものって何だと思う?」
その言葉に私は首をかしげた。
「変わらないもの?」
「何かある?」
「うーん……思い付かないかも」
見れば、彼女は遠くを見つめていた。
「私さ、ないと思うの。全部変わっちゃう。周りも自分も全部」
でも、と続く。
「友達は永遠がいいなあ、って」
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