授業

先生の授業



あれから、リート=イースターことリートとディアン=ハーレンことディアンと一緒に帰ったディルクは初めての友達が出来たことに嬉しさを感じていた。


「僕の初めての友達だからな大切にしないと婆さんに怒られるからな」ディルクの婆さん、レレス=ディアメンが『新しい学校に行くんだからちゃんとした友達をつくってくるんだよ』と小さい頃から言われていた。



◇ ◆ ◇



次の日

「それでは、今日はこの世界『ディーティン』についての歴史を話していこうと思います。」朝、学院に行くとレノーア先生から授業内容を説明された。



「はいではまずこの世界から説明していく。皆知ってると思うがディーティンには4つの都市がある。まず私達がいる場所この第一都市レデスは真上からみて左上にある都市だ。ここには今いる学院がある。後は第1竜対策本部がある都市でもある第2都市ポックは庭園メルスがあることで有名だな。第1都市とは雰囲気が異なり、自然豊かな都市である。第3都市アルトは、研究所が多いことで有名だな。有名な所だとダスク=レーインがある。此処では色んな所に研究所があり、竜の生態調査や出現場所の状況などを調べるための都市が沢山ある。第4都市スタウトは竜対策本部があり、そこでは竜がいつ出現するのかを予想したりどの竜が出現したのかを観測するところである。そんな感じ都市の説明は良いよな」

とレノーア先生はスクリーンに写っている、左上から順に指を指しながら説明した。


「さぁ続いて竜についての説明をします。これは皆にも関わることだからしっかりと覚えるように。ではまず黒竜です。黒竜は大きさによって名前が変わってきます。大はダークシャドウ、中はダークイベラ、小はダークベリクになっています。覚え方は指の数で覚えてください。大は計8本、中は計10本、小は計6本となります。大きければ大きいほど強さは変わってきます。当たり前だけど1番大きい竜は1番強いので余裕だと思って突っ込んだらミンチにされるか帰ってこれないか…。とまぁ一般的に知られている竜はそんな所です。」


レノーア先生は気持ちを落ち着かせる為に深呼吸をする。


「さてこっからはあまり知られてない話をしていきます。まずは青竜サファイアです。こいつは希に見る竜で、鮮やかな青色なのが特徴です。強さ的には中のダークイベラくらいの大きさで、但し奴は倒して爪や皮を剥いで武器やとかに持っていくと換金してくれます。値段は確か1つで10万程だったような気がします、私はそいつでかなり冒険が楽になった記憶があります。そして1番危険なやつが赤竜ディザイアと言われてるやつです。みんなも1回は聞いたことがありますか?何10年に1度、何100年に1度という頻度で現れることがある竜です。まぁ、その赤竜ディザイアには気を付けるようにしてください。実力のある人間が束になってようやく勝てるかどうか分からないので。以上でこの世界の歴史の解説は終わりにします。次は実践に備えるためにペアになって訓練してもらうよ」そういってレノーア先生は教室を後にした。


◇ ◆ ◇



休み時間明け


「それでは訓練を始めます」とレノーア先生は皆に向けて言う。ピリピリとした空気が辺りを漂う。ディルクやディアン、リートのように真剣に話を聞いてる生徒や、話しは聞いてるがぼーっとしている人もいる。


「では早速始めていきます」と言いレノーア先生はポケットからリングとボタンを取り出した。リングは腕輪みたいに着けれるもの、ボタンは小さめでごく普通のボタンって感じだ。


そしてレノーア先生はボタンを押した

「うわぁぁぁぁ!!」

辺りに強い光が差す


数秒たった後、レノーア先生は小さな黄色のイヤモニ(歌手がライブとかでつけるイアホン)みたいな大きさの機器を耳につけて全身は黒の動きやすい服装になっていて腕を見ればリングがついている。そして足には良く分からない筒状の物がついている。


「よし。うまくいったかな」とレノーア先生は安心すると生徒達を向く。


「ええとこれは皆さんが竜を倒すために作られた専用のスーツです。このリングには竜の場所や自分自身がいる現在地などが空中に表示されるようになっています。皆さんが1番気になるであろう足の筒は自分が意識するとこういう感じに空を飛ぶことができます。」といってレノーア先生は空気を噴射して宙を舞った。


「今日の授業は皆さんにこれを扱ってもらいます。完璧に出来るように頑張ってください」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


更新を待ってくださってたのに本当にごめんなさい。諸事情により更新が数ヶ月送れてしまいました。詳しくは近況ノートに書いてあるのでそちらを見ていただけると嬉しいです


最後に誤字・脱字等がありましたら教えてほしいです。また次の更新をお楽しみに






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る