伝説の、、、
「おいおい…ウソだろ?」
「倒したのかやつを」
「そうみたいですね」
なんで女が?たとえ騎士でも普通の竜には大人数で作戦を練りながら倒すはずなのに、
しかも今回はあの
「そいつは、今何処にいる?」
「確か、ビースの第一竜対策本部にいると思うよ。多分上(偉い人)に呼ばれたんだろうね。そりゃあ やつ を倒したから当たり前か」
ビースとはここから少し離れたところで都会とはいえないが、すごく落ち着く町だ。回りには湖がありその湖は毎年いろんな所から観光客が訪れるほど有名な場所である。
第一竜対策本部というのは、竜討伐のために日々研究をしたりしていざというときに役に立つ機関である。
「ビースか、了解。」男は軽く返事をするとビースに向かって歩いていった。
「騙されたな」
しばらく歩いていると「ビースへようこそ」と書かれている看板を見つける。
「ここか、よし」
一歩入ってみる。ただ町に入っただけなのにとても緊張している。そりぁディザイアを倒したって言うんだからどんな人か気になる、その人が好みな女性だったたらなおさらクックッ
おっといけない。妄想しすぎた。もう一回息を整えて入る、、、
踏み入れた瞬間
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!
男は血相を変えて呟く
「これは…」
竜の登場だ。
だけど今回は小さいし一体の
だが異変に気付く
「ん?なぜ人が乗っている?」
ネグロの上には人が1人乗っている、しかもネグロを操作しているように…
やがてその人物は男の前に降りてきた。
「貴様は何をしに来た?」
男が問いかける
「何をしに来たかって?そんなもん簡単なことさ。この町を潰すだけさ」
その人物は片手に剣を持ち、長めのコートを着こなしている。
「くそっ!こうなったら殺るしかないか!」「我にはむかうのか?クックックッ面白い、受けてたとうじゃないか!!!」
ダッダッダッダッと男は地面を駆ける。瞬間、万が一の為に用意していた剣を鞘から取り出し謎の人物に振りかざす
「おりゃああああああああああああああ」
ズガンッッッッ!!!
キン
しかし男の剣は簡単に止められてしまう
「なんだこの分かりやすすぎる剣筋は?」
「クソッ!!!」
もう一回、もう一回、もう一回、もう一回
何でだ?歴代最強の剣筋と言われていた俺がこんなに簡単に止められるなんて…………
「もう終わりか?なら、今度はこっちから行くよ……」
シュバッ!
「っ!」一瞬だけ風が吹いた。
瞬間、察した
「もう、次元が違う……、こんなの俺の知ってる剣じゃない。」
ドン! 地面に倒れ尽くす
カランカランカランと剣が音を立てて落ちる
「そろそろ決めに行くよ……」
その謎の男は、ぐっと身構え地面を蹴りあげた
ドンッッッッッッッッッッ
激しい音とも共に自分と同じくらいの体型をした男が向かってくる
ヤバい!!!
死ぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死ぬと本能が判断したので、目を瞑った
数秒後、
シュキンッッッッッッ
シュパパパパパパ
「物凄い速さだ…」
俺はそんな彼?が気になって目で追っていく
「クソッ、なんなんだコイツは?」
圧倒的な速さでそいつを押していく
(なんなんだこいつは!?こんなやつがいるなんて聞いてないぞ?)
「フンッ!!!」
ザザザザザザザザザザサ
「ガハッ」
男が地面に倒れる
「なんだ?貴様はいったい?」
男に聞かれたその人は被っていた帽子を取った。すると、綺麗な水色のポニーテールがふわふわと風に揺れている。
「おい?!まさかお前は………」
男は何かを察したようで後退りする。
「待ってください」
「ヒッ!!!」
何で逃げるんですか?というような空気で男を睨み付けている。
「おい!!!ダースあいつをやれ!!!!!!」
「ダース?」
「ああ。俺が乗ってきた竜だよ…」
こいつ1人でも強いのに竜がいるなんて…
「竜?ですか…すいません。私が倒してしまいました。弱々しかったので………」
「ハッ!まさか貴様は…」
男が顔をあげる………
そこには
「あぁ私ですか?私はレノーア=アグレイシアです」
彼女はそう言ってペコリと頭を下げた
「呑気に自己紹介してんじゃねぇ!!!」
男が怒鳴る
「なにやってるんですか?早くしてください」
「俺を怒らせるとかやるな、貴様」
「遠慮無くいくぞ!」
ドンッ
勢い良く走り出した男はそのまま剣を彼女に振るう。しかし簡単にかわされ逆に彼女からの猛攻撃が始まる
「なんだこいつの剣筋は?いくらあの人でも勝てないかも……」
ブツブツ言ってるがそんなこと関係なく彼女は攻撃をやめない
シュパッシュパッっと彼女の振るうとそんな音が聞こえる。男は避けるのに精一杯で攻撃する暇がない。そして、、、、、、、、
「終わりですか?」
「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
カランカラン
彼の剣が落ちる
「うるさいですね」
彼女はそう言いスタスタと去っていく。
その姿は本物の剣士のように輝いていた。
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