⑧『私は過去に誹謗中傷を受けたことがある。だから本当は今でも「人」が恐くて仕方ない』―トラウマに関して―
『私は過去に誹謗中傷を受けたことがある。だから本当は今でも「人」が恐くて仕方ない』
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私は過去、顔と名前を社会的に出して創作活動をしていた(今は休止しているが……)。
その頃、ひどい誹謗中傷を受けた。
最初に断っておくが、応援してくれる方々や支えてくれる方も本当にたくさんいた。今でもその方々には心の底から感謝しているし、これからその恩に報いるつもりだ。
でもその逆の人もたくさんいた。
無理解や誤解、妬み、嫉み、悪意、敵意、単なる好き嫌い、そして『ただなんとなく馬鹿にする』、見下す、人よりもただ優位でいたい……そんな人の負の側面を何度も何度も何度も向けられたことがあった。
言葉の暴力はもちろんのこと……時には物理的な暴力も、金銭的圧力も、根も葉もない認識による見当違いの罵声も、怒鳴られたことも、なじられたこともある。
(誰のことを書いているのだろう?)と、思うような事実無根の内容の私への抗議文や直訴状やメール、とてもじゃないが思い出したくもない、それはそれは私への悪意に満ちた文面だった。
「金を寄越せ」と仲間だった者から脅されたこともある。もちろんSNSでデマを拡散されたこともあった(一応断っておくが……私はこの人生で法律に触れるような悪事を働いたことは一度もない。……人に嘘をつくのも面倒くさいので嫌なくらいだ)。
それでも、『そんな方々ともいつかは理解し合える』と、あの頃の私は信じていた
(今でもまだ信じている)。
そうしたらあの頃の私は文字通りあらゆる意味で『ボロボロになった』。
多分『これ』を克服することは一生無理かもしれない。
もうものによっては10年前の『人から向けられた悪意、敵意、暴力、罵声』が、『今起こっている出来事』のようにふとした時に思い出される。
だから本当は私は今でも毎日毎日が恐くて恐くて仕方ない(人が)、そんな状態で今日も生きている。
よく私は周囲の人から『心の強い人』という扱いを受けるが、実際はその真逆だ。きっと私の内面を知ったらきっとがっかりするだろうと思う。
はっきり言って私は弱いし、重ねて書くが人が恐くてたまらない。
そんな私が今また『クリエイターとして』徐々に活動を始めている。まだその全貌を段階ではないが、以前とは違う形で遠からず表舞台にも出ていくだろう。
結局、私はどれだけ傷ついても再起不能になるまで追い詰められても『創作活動』がやめられないのだ。
私が創作活動を始めた理由は『自分の作った作品で本当の意味で人の心に寄り添い』と、思ったからだ。
その心は今でも変わらないし、変わったことなんて一度もない。今は表には出せない活動もこれから表に出る活動も、その私の理念、思想、心は一生変わらないだろう。
そして誤解のないようにこれは断じて書いておくが、それは決して私が『善人』だからではない(前のエッセイでも書いたが)。
それくらいしか『能がない』のだ。
何の才能もないから、人よりもできが悪いから、迷惑を掛けてばかりだから、せめて人に感謝して、自分のできる限りの努力をそれこそ無限にし続けて、人よりも継続して、そして、少しでも『人の心に寄り添える作品を作り上げたい』のだ。
自分作った作品や活動が『前向きな意味で』、少しでも誰かのためになるのなら、助けになるのなら、救いになるのなら、糧になるのなら、それ以上価値のあることなんてない。少なくとも私はそうだ。
それこそ、この人生を捧げるに充分値することだと私は思っている。
だから、私は『やる』。行動する。これは自分への誓いだ。何度でも何度でも立ち上がれるように、そして欲を言うなら『過去に私に悪意、敵意、暴力、罵声を浴びせた方々』とも、やっぱり『理解し合える日』が、いつかきたら良いと思ってしまう。
そう思う私はきっと底なしの馬鹿野郎なんだろう。
まあでも「それでいい」と、今は思っている。もうそれは個性として受け入れるしか
そして、まずはこれまで私に好意に支え応援してくれた恩義のある方々から順に、これからどんどん『お返し』をしていく。その目処もほぼ立ったのでそういう意味では私自身、今後が楽しみで仕方ない。
それでも、私は本当に人が『恐い』。
悪事を働かなくとも、犯罪をしなくとも、善意で行動しても、悪意なんて一片も自分にはなくとも、いくら人に優しくしようとしても……それでも『目立つ活動をする』ということは、それだけ『人から悪意や敵意や奇異の目と暴力を振るわれる』ことがある。
それは本当に悲しいことだ。
私は人を恨めないですが(そういう
これは俗に言うPTSDの一種だ。
しかし、私は『それでも前を向きたい』です。
ここまで読んでくれた方、そして私に関わってくれている方々、本当にいつも感謝しています。ありがとうございます。
それでは今日はこの辺で……おやすみなさい。
――6月26日 紡-Tsumugi-
◆追伸
最近なぜか、このエッセイに書いたことを思い出すんです。多分また色々本格的に色んなことが(創作活動が)動き出してきているからなのでしょう。
……これは本当に私の望む所ではありませんが、次に『過去のような誹謗中傷』を私や私の周囲の方が受けた場合、私は然るべき社会機関に対応していただくつもりです。
もう過去のように大目に見ることはできないと思います。
今の私には、過去の私よりも、はるかに守らないといけない上に、かけがえのない方々や、担う責任が増えましたから、これは絶対の自分のルールです。
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