第4話 夜雨

「夜雨」


雨が降っていた

君と歩いたのは

こんな夜の道

明日の見えない夜だった


雨が降っていた

君と眠ったのは

こんな夜の部屋

明日の来ない部屋だった


夜の雨は哀しかった

街の灯りがさみしかった

それでも君といるだけで

僕はとても幸せだった


夜の雨が降っていた

君と過ごした夜だった







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