第1話

「めでたし、めでたし。じゃない!!!どうしてくれるの?君が世界を破壊した余波は、他の世界すら巻き込んでしまって、苦情が来てるんだよ!」


 なんか光が怒っている。俺は悪くない。悪の元凶を排除して、どこにクレームを入れるところがあると言うのだ?感謝するところだろうが!


「他の世界を直して、自分の世界も直したから、私の力はもう残っていないよ……。どうしてくれるの!!!」


 良いことを聞いた!もう一度自爆してこのピカピカを消そう。自爆って言っても、どうせ筋肉痛になるだけだし、我慢出来るもん。


「……っ、すいませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」






「誠に申し訳ありませんでした。何でもしますので、自爆は勘弁願えないでしょうか?」


 少し落ち着いたら、今度はキチンとした態度で謝ってきた。何でもって何でもなのかな?まあどこかに旅行に行きたいから、遊べればいいや。


「あの、それでいいでしょうか?」


 他には成功したら実世界に戻れるようにしてもらいたいなぁ?


「それは勿論です!!!!」


 失敗しそうになったら自爆で解決だね!!


「それは勘弁して下さい!!!!!」


 最終手段だよ?他の転移者にやらせればいいじゃん。俺はそこら辺を旅行して、楽しんでるよ。


「そうですね。わかりました。それでお願いします。」


 今気づいたけど、思考が読めるのって気持ち悪い。


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