第2話 予感

彼女からLINEが届く。今日1日の出来事を話している。仕事や素敵なお客さんのこと。お客さんと仲良くなって、プライベートな話をするようになった、とか。いろいろ。


僕は相槌を返しながら、そのお客さんはどんな人なんだろう。と想像をめぐらせる。かわいくてお洒落なお店に訪れる素敵な女性。


「お願いがあるんだけど」

僕の想像が彼女の言葉で中断される。

「どうしたの?」

「予約を取って欲しいの」

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美しい人-占い師は自分の恋愛を占わない- 夢野音翔 @yume_oto2018

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