応援コメント

収納魔法がとにかく凄い」への応援コメント

  • 収納系の能力は、作中で持ち物の限界考えなくていいから楽になりますが、仰るように『誰も使える』場合はその性能はチート以外の何者でもないですよね。
    昔の話ですが、ドラえもんの『壁紙ハウス』がホントに欲しいと思ったのを思い出しました(笑)

    私も異世界ファンタジー書いてますが、設定上収納魔法が存在したら誰でも使えてしまうので、設定自体してません。
    どうやっても兵站も通商もおかしくなる。

    使える人間が著しく限られている(例えば主人公だけ)なら、それほど問題はないのでしょうけど。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     現実には様々な制約があり、そのせいで何事も思うようにはいかない。それを様々な努力によって解決していくことが人間の創造性の最たるものであり、そこにドラマが生まれると思います。
     誰もが制約から解放された世界で生じるドラマがどういうものか、果たしてそれは読者が心を遊ばせるに足るものなのかどうかは多少なりとも疑問に思わざるを得ません。
     いわゆるご都合主義というものが「なろう系」と一括りにされて忌避されるのも、そこに理由があるのではないかと思います。

     ゆえに、何らかの制約は常に設けられてしかるべきでしょうし、それが現実に近い物であればあるほど、読者は感情移入しやすくなるのではないかと思うのです。
     もっとも、リアルを追求しすぎてもつまらなくなってしまうのですが、そこはやはりバランスでしょうね。

     これからもどうぞよろしくお願いいたします。


  • 編集済

    追記あり

    一連の考察楽しみながら拝見しました。
    どの考察にも共通するのは、この現実世界での物理(あえて命名するとするなら地球物理)での限界を根拠としてるという点です。
    極論ファンタジーやSFというのはSF(すごいふしぎ)という1つのジャンル分けされるので、平行世界での法則はこう!と作者に宣言されるとグゥの音も出ないというのがウィークポイントなんだぁと思いました。

    地球物理は所詮魔法も神もない世界だし、身も蓋もないことを言えばサイエンスフィクションは所詮フィクションなわけで。
    エンターテインメントとしての小説というのを考えれば、ないものを「これはありうる」と強弁してる幻想であるとも言えます。
    読者としての我々が地球物理に囚われている以上、作品としての現象の法則については、著者の力量次第というのはいまさら語るところではなく、地球物理とすごいふしぎ世界観のすり合わせこそが作品の見所なのではないかと、読み専のわたしは思うのです。



    追記
    おっしゃることは理解できました。
    私の(ファンタジー・SFにおいての)ライトノベルの定義の中の一つに、現実の法則を作中で宣言・説明なく無視する頻度が多いもの。というのがあります。
    ラノベというものは、そもそもとして学生の読み物みたいなところがありますし、頻度が「多い」という点で正確な定義になってないんですが。

    主人公が生身で高空に浮遊したときに気温の描写がなく、見つかりたくないのに平気で音速を超えて飛んだりするのを見るたびに、うーんこの。となります。
    確かに「収納魔法」という言葉一つで、なにやら亜空間や異空間に繋がる穴を空けてうんたらかんたら。という概念を含むようになってますし、「ワープ航法」にしても同じようなものですよね。
    レーザービームは貫通するものだし、土魔法はどこからともなく質量を持ってきて、ドラゴンが高密度高強度の骨を持ってたりするわけです。
    ファンタジーやSFというものは現実に存在しない魔法や超科学を扱うものなので、そういった単語に付随する概念が継承されるのはジャンルとしては仕方ないのかなと思いつつ、おっしゃるように何の疑問もなく作中での説明もせずにインスタント概念として使っている作品を見ると、もにょるものがあります。

    とはいえ、細部にこそリアリティが宿ると確信している読み専の私といえども、生身で高空に浮遊したときに寒がって、音速を超えたときにソニックブームが発生して、空気の摩擦熱から身を守るために、空気のシールドで熱と衝撃波を相殺して遮音魔法を展開してくれれば、この人考えてるねぇとなるし、ウォーターカッターに砂が含まれていればやるじゃないとなる程度で、世界設定の説明そのものの有無が読書体験を大きく左右するかといったら、過ぎたるは及ばざるがごとしな点もまたあるのかなぁという気もします。
    大事なのはバランスで、書き込みすぎれば進行が遅くなり冗長になるし、書き込みすぎなければライトに寄りすぎるわけで、そこらへんのさじ加減次第で読むときに興が乗るか乗らないかの差が出てくるように思います。
    改めて書くまでもなく、小説はストーリーを読ませてもらうものなので、進行するストーリーの中でいかに法則を説明・補足するか。このあたりの塩梅がよかったり、気の利いた説明語なんかが挟まれたりしていると、面白い・悪くないじゃないかと感じる事が多くあるように思います。
    まあライトノベルでなければ、がっつり世界設定を理解しながら読むのもそれもまた楽しい。というのもまた確かです。長編ものの1巻など、冒頭からの1冊の半分程度(分厚い本だったので10万字弱ぐらいですかね?)は世界観の説明となってるものもありますし。
    逆に、作者が説明をめんどくさがって、あまりにインスタントな概念の流用をしてると読む気がなくなる時もありますので、これについては一概には言えないといった程度の表現にしておきます。

    現実の社会の仕組みを学ぶことは大事というのは同感です。物理法則以外のものについてもですね。
    王族に平気でタメ口きく主人公を見ると出た出たと思うし、王権の絶対性の程度とか身分差にかかる制約なんか絶対考えてないよなぁ的な。それで、その小説を読んで育ったキッズがマネをするループに入ってるのが現状でしょうか。
    簡単に王族に接することができるのはドラクエなんかの流れで、「容量削減をするための単純ながら納得感もある程度ある導入口」としての王だったはずです。
    「勇者」って概念を脳死で使ってる物も個人的には嫌いです。なんだよ勇者って。勇ましいのか?
    そこに疑問なく乗っかって安易に模倣するのは、創造性にとって害になるのは間違いないでしょうね。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     おっしゃる通り「これはこういう世界なんだ」という了解のある作品について物理法則がどうのこうのというのは野暮以外の何物でもありません。狭い常識を無理やり他人に強要するのは私の最も嫌悪する行為ですし、そうした狭量によって作家たちの創造性を潰すのは害悪以外の何物でもないと信じます。

     ですが、現在の異世界ファンタジーの殆どはファンタジーRPGゲームの世界観をベースにしており、その世界観はゲームシステムを構築する上での都合、プログラミング上の制限が背景にある物も少なくありません。レベルやステータス、冒険者ギルドそしてアイテム収納などがその代表でしょう。
     そうした他人の作り上げた世界の、しかも創造性とは真逆の制約を受けて捻じ曲げられた結果として生まれた世界観などを何の疑問も抱かずに自分の作品に取り入れ、特定のジャンルを形成する作家と読者が共に共有するようになったら、それはそれで創造性を妨げる新たな常識を形成するようになってしまいます。
     そうした「新たな常識」が形成されることは私は好みませんし、常識に対する疑問を多くの人たちに抱いてほしいと思うのです。そして、そこには新たな創造の可能性が隠れているはずなのです。

     また、作中でも触れましたように、創作作品の中で一つの世界を作り上げようとするとき、その世界をどれだけ作りこむかを追求し続ける行為は、現実の社会の仕組みを学ぶことにもなります。

     そうした一助になってくれればと思い、この作品を書いています。

     まだ書きかけですが、現時点であと2話ほど用意してあります。上梓するのはまだまだ先になりそうですが、お楽しみいただければ幸いに存じ上げます。

     今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 移動速度のもっとも遅い海運がいまだに流通の王様なのは、運搬量が空や地上に比べて比べものにならないほど膨大だからですね。
    軍も兵站路が一番脆弱にならざるを得ないし、物流は力学そのものだなあ。

    四次元ポケットと似たような機能の話題ですが、自分が一番不思議なのはどこでもドア、転移魔法かなと。
    アレあったら国家が他国に対して軍隊持つ意味なくなるレベルのチートだなあと。
    というかいつでもお顔に落書きできるから、威厳の必要な王様の存在意義を常にキャンセルする魔術かも。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     国家レベルでも個人レベルでも必要なものを必要な場所へ持っていくことに制約がなくなると、あらゆる制約が無くなってしまうんですよね。
     軍隊は戦線を構築する必要がなくなるし、補給の問題で悩む必要もない。たぶん、参謀とか軍師とかいった役職は消滅します。

     現実世界で非常に面倒だからこそ作家たちの創作活動でも障害になってしまう。それでつい面倒を避けるための便利な設定を盛り込んでしまうけど、そのあまりの便利さがどういう結果をもたらすかまでは想像しきれていないような気がします。
     それを責めるわけではありませんが、ついツッコミは入れたくはなってしまいます。

     今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。

  • 些細な指摘ですが、16進数のFFFFは65535です。
    収納魔法、軍事関係は禁忌の領域でしょうね。国家バランス崩壊しすぎて。
    特に冒険系ファンタジー世界だと無いと不便なんですよね。替えの武器が持てないとか、服の着替えがないとか行動範囲が狭まったりするのですが、他の方が言う様にチープに感じるのも事実。あるのもないのも難しい分、使う人には設定をよく考えて欲しいですよね(自傷発言)げほげほ。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

    >些細な指摘ですが、16進数のFFFFは65535です。

     ホントだ、間違ってました。
     さっそく修正させていただきました。

     便利すぎる設定を採用すると現実からかけ離れすぎてしまて話の組み立てが却って難しくなるんですよね。
     どういう制約があるかによって主人公たちの行動に合理性や面白さが出て来るので、便利すぎる設定はそれを殺してしまう事にもなってしまいます。

     今後ともどうぞよろしくお付き合いいただきますようお願い申し上げます。


  • 編集済

    瞬間移動、収納魔法(バッグ)は確かに便利過ぎますよね。私は物語を読む時に、これがでると途端にチープに感じてしまい萎えます。特に物語の初期に登場しようものなら余程惹かれる世界観でない限りねぇ……
    何故ならこのテーマの通り、なんでもアリになってしまうのが明白で似たような作品が溢れているのが証明されているから。



    でもしっかり制約付きの論理的な説明がなされたものはアリだと思います。もちろん異世界限定でのお話。

    ↑上から発言っぽいかもですが、
    これは私が物語を楽しむための嗜好であり作品を描いている方を否定するものではありません。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     そうなんですよね。現実世界での経済活動・軍事活動・生産活動に対する制約の最も大きい部分が解消されてしまうので、それだけで十分チートすぎるんですよね。

     だからこそ、もしホントにそんなものが貰えるんなら貰いたいぐらいなんですがw

     今後ともどうぞよろしくお付き合いいただけますと嬉しく存じ上げます。