応援コメント

伝説の武器の誕生」への応援コメント

  • (青銅器時代の)武器は一度使っただけでダメになる。ゆえに、固有の伝説の武器は生まれない…なるほど!と思いました。

    戦闘を繰り返した新撰組では、刀は消耗品だったと聞きました。日本刀ですらそうなのですから、青銅器では、次々と武器を変えるのが当たり前だったのでしょうね。
    伝説や神話が、後の時代の常識で改変される課程も、興味深く拝読しました。
    面白かったです。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     古代ギリシャ・ローマ時代の槍は現在の我々が知っている長物の武器というよりは、投げて攻撃する投擲武器としての使い方の割合が多かったようです。
     日本でも戦国時代において日本刀は「もっとも使われなかった武器」とされていますが、実際の所ひと振りで槍数本~十数本分もの値段と鉄を要する日本刀をわずか数回の戦闘で消耗するのを避けたかったのが理由だったのかもしれません。
     ちなみに日本刀が「武士の魂」とされるようになるのは江戸時代になって以降で、武家諸法度の影響です。それ以前は「槍働き」や「一番槍」という言葉があるように、槍の方がずっと重視されていました。

     これからもどうぞよろしくお願いします。

  • ヘラクレスの武器がホントに有名ですよね。
    正直武器より自分の身を鍛えた方が強いのはギリシャ時代あるあるですし。
    あとは自然現象がそのまま武器になってるゼウスの雷霆とかくらいで。

    仮に青銅器時代に現在でも伝わる名刀を持ち込んだら(整備できるの前提として)ほとんど魔法の武器扱いでしょうね。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     後世の脚色によっておかしなことになっている現象は武器に限らず色々ありますね。
     武器ではありませんが古代ギリシャ神話の女神ヘーラーを象徴する存在として孔雀が知られていますが、実は孔雀はインドの鳥で古代ギリシャ神話が成立した時代にはまだギリシャ人はその存在すら知らなかったりします。
     孔雀を初めてみたギリシャ人が「何てゴージャスな鳥なんだ!これだけゴージャスな鳥は女神ヘーラーにふさわしい!!」というので、後の時代になってから神話の設定に追加したものだったりします。
     なのでミネルヴァのフクロウは神話にギリシャ神話に登場するのに、孔雀はギリシャ神話のどのエピソードにも登場しないんですよね。

     これからもどうぞよろしくお願いいたします。

  • 出雲アレは、当時の感覚なら対帝王朝兵器かと思ってます。ゲリラ戦の槍とか投擲武器とか。
    もののけ姫が大雑把あの時代からちょっと後で、主人公アシタカはエミシでサンはクマソ(でもないか)、エボシが出雲のたたら、ジコ坊は役行者・山伏かな?
    宮崎駿監督は面白い構図で話展開させたなあと感心しきりです。
    平家物語では、安徳天皇とともに海に沈んだ天叢雲剣ですが、本体とレプリカが熱田神宮と皇居にそれぞれあるってなんだそれ多いな神剣、ガンダムとガンキャノンとガンタンクかよと。
    ああガンタンク泳ぎ下手そうだもんな、なんて納得してしまいましたが。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     出雲に残されたタタラ場跡は宮崎監督も見学に行かれたそうですね。案内係の人が自慢げに話していました。
     ほかにも岡本太郎氏も見学して大きな感銘を受けたらしく、「神話」と題された彫像を作っています。

     あの辺の時代は分かっていないことが多いからこそ、ロマンが掻き立てられるのだろうと思います。

     今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 興味深いお話でした。
    ありがとうございます。創作だったなんて物悲しいですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    実は作り話だったと言う物語や伝説は枚挙にいとまがありません。
    それらを知って「ウソだった!」「騙された!」とショックを受けてしまうのは仕方がないにしても、そう否定的に捉えることもないと思います。
    伝説や神話として定着した物語が誰かによって脚色された物だったという事実は、同時に現代の私たちが創作する上での自由を保障するものでもあるからです。

    神話や伝説、昔話をベースに小説や漫画を書き上げるうえで、実は歴史上の人物が未来人だったとか、伝説上の英雄が使ったチート武器にSF的な設定を付け加えるとかいったネタにすることもできるんじゃないでしょうか。

    最後の部分に付け加えた古代中華世界の英雄たちが自分たちだけ鉄製武器を使い、他の雑兵たちは青銅武器だったのかもという話は、現代の異世界ファンタジーにありがちなチート武器で無双する話とほとんど同じです。私たちが新しいと思って書きまくているネタが、実は古代史において現実に起きていたことだったとしたら、それはそれでそこに可笑し味を見出すことも出来そうな気はします。

    今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。