応援コメント

冒険者ギルドは難しい」への応援コメント

  • とても興味深い一篇でした。
    ギルドと一口に言っても、例えば商人と手工業では、利害が異なっていたのですね。

    王権との対立や、民間軍事会社との例えも考えさせられました。野良冒険者を狩るのって、なんだか新撰組のような・・・最近はワグネルとかも話題になりましたね。

    面白かったです。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     我儘を通そうとすれば我儘を押し付けられた側が必ず反発しますからね。キリスト教会だって王侯貴族との間でし烈な権力争いを繰り返しているくらいですから、権力との対立する要素がわずかれもあれば、必ずどこかで摩擦なり衝突なりが引き起こされることになります。

     参考になれば幸いです。
     これからもどうぞよろしくお願いいたします。


  • 編集済

    冒険者ギルド=ギャング論に深く肯定を感じる次第です。

    この話で見逃せない点は、為政者かつ統治者が冒険者ギルドの存在を認めない政治的な背景と共に、暴力装置そのものの冒険者達とのパワーバランスです。

    私が見るに、全てのRPGで「魔王を倒した勇者」とか言われている奴は、一軍に匹敵する暴力を持つタダの暗殺者です。

    こんな連中を制御できるのは、同じ冒険者しかないと思われるのです。
    自身の組織で相互監視し、秩序に反するものを自浄作用で廃する仕組みが必要だったとすれば、権力者がギルドを後押しする背景となるのではないかと。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     手に負えない存在に対して名誉(称号や地位)と自治権を与えて互いに牽制しあわせることで制御しようという試みは歴史上いくつもあります。
     ゲルマン民族に自治権を与えてその兵力を利用しようとした末期の古代ローマ帝国もそうですし、明代中国の対女真族政策も、武士に位階やら称号やら自治権を認めて統治しようとした日本の朝廷もそうですよね。

     ただ、それらを見ても生き残ったのは日本の朝廷ぐらいのもので、基本的に力関係がひっくり返って制御を失い、統治能力を喪失してしまっています。日本の朝廷も支配力は失ってますからね。

     もしかしたらギルドが存在している世界は支配者たちの体制が崩壊していく過程が描かれているのかもしれません。

     これからもどうぞよろしくお願いします。

  • コメント初めて失礼します。
    地球の歴史を辿るとそうなりますよね……国際組織なんてものが成立しうるのは、現代と同等の統治機構が存在し始めないと無理でしょうし。
    歴史の前提が違ったりしない限りは。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     あと考えられるとすれば複数の国家で信仰されている宗教の団体が意思と影響力を持ち始めたというようなパターンでしょうかね。
     たとえば古代ギリシャ時代のデルフォイの神殿が神託を操り始めたとか・・・
     いずれにせよ、国を上回る影響力を持つ何かが国の影響の及ばないところで成立し、育たないと無理でしょう。
     そうなる前にいずれかの王侯貴族や都市国家の政体が何らかの対策を講じようと干渉して来るとは思うので、やはり簡単にはいかないと思いますが・・・

     これからもどうぞよろしくお願いします

  • 個人的に私はこの考察が某科学読本よりこっちを推します。
    書店で見かけたら間違いなく全巻買いますよ。
    また来ます。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     そこまでお褒め頂くと何だかこそばゆさを感じてしまいます。

     これからもどうぞよろしく、お願い申し上げます。

  • 江戸時代初期の浪花や江戸では、お上が治安活動してくれないから商人が組織作って保険、治安、インフラ整備などもやっていたと聞きます。
    といっても戦争のない天下泰平が大前提ですね。
    澁澤龍彦の秘密結社の手帖では、フリーメイソンのことが詳しく書いてありましたが、あれも大工か何かのギルドが発達したものだったような。
    紛争地域では、いいとこ中国の蛇頭ーー密輸・奴隷商ーーレベルの劣悪な組織しか組めないかと。
    ファンタジーのギルドは、奇想天外な魔術が縦横に張り巡らされた世界だからそれでいいんだよと言われてしまえば「だよね!」と笑顔でサムズアップするしかありませんが。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     マフィアもヤクザも実は地域の治安維持のために誕生した存在だったりしますからね。あれらが犯罪組織と化してしまったのは戦後になって高度経済成長期に入り始めた頃からで、それ以前はむしろ警察の補助機能を果たしていたりしたわけですから。
     なのでファンタジーのギルドも真剣に考えれば、ヤクザやマフィアにかなり類似した組織になるのではないかと考えてます。

     今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 初めまして、とても面白い考察ですね。

    自分の作品も、その辺の内容を考察して物語を書いてます。ある意味……魔物を量産しているのは、国家……なんて言うシナリオも考えました💦

    宜しければ、聖魔剣の物語も読んでみて下さい。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     楽しんでいただけたのでしたら幸いです。

     今後ともどうぞよろしくお付き合いいただければ嬉しく存じます。