第53話- 忌み家、忌み部屋

その家に住めるのは一種の神係りの家系だけであった。奥の座敷は忌み部屋として神係りな子供の養育に使われていた。


長い時間が経った後、

子細を知らずに入居した者には通常では避ける事も払う事もできない災難が付きまとうのが常となったが、

不動産屋も通さぬ為被害に出会う人は後を絶たない。

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