第46話- 離れ人

昼間なのに薄暗い部屋の隅にそれは黙って座っている。


気づく人はごくまれだ、私自身もいつも見えるわけではない。


感度の高い知人が訪れた時に教えてくれたが、それは第二の私自身なのだと言う。


もし居なくなったら充分気をつけないと命に関わるとも言われた。

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