第4話- 知らない場所
部屋に入ると話しかけてくる声がする、無人の部屋のテーブルに本が置かれているだけなのに。
"読んで"
本を手にして声を出して読んだ。
部屋を出て、外に行くと知らない場所、さっき本で読んだ場所だった。
悩んだあげく僕はいつもの世界の本を書き始めた、戻れるかも知れないと期待を込めて。
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