オープニング・フェイズ① ―呼び出し―
シーンプレイヤー:シルヴァーナ・シマ
イタリア・ミラノ。授業を終えたシルヴァーナは、連絡にあったカフェテリア近くの駐車エリアに車を止めた。呼び出し人の天花寺の指定したカフェテリアは、かき入れ時を終えた時間という事もなり、人はまばらだ。
「お待ち合わせの方でしたら、あちらに。」
店員に話をすると、奥のテーブルを示される。そこには、似合わないサングラスをした男…天花寺真言がくつろいでいた。
「悪目立ちしていますよ?“
「オフなんだし、問題ないだろ。」
手にしたマグはカプチーノ…相変わらずに苦いエスプレッソはだめらしい。
「エスプレッソを…」
店員を呼び、エスプレッソをシルヴァーナは注文した。
シルヴァーナ:店員さんに注文をしてから、席に着こう。「エスプレッソをお願いします。」
GM:店員さんは笑顔で応じますよ。
GM:「アンタを呼び出したのは、一つ頼みたいことができたからさ。」そう言って天花寺は胸ポケットから写真を出します。そこには、笑顔のロシア人風の男が写っています。ちなみに、表情は笑顔ですが、目は笑っていません。底冷えするような殺気をはらんでいます。
シルヴァーナ:「この人は?」
GM:「コイツの名前は、ユーリ・チェレン。」
シルヴァーナ:「ユーリ…チェレン…。」
(適当なセリフを思いつかないときは、意味深に復唱するとなんかソレっぽく聞こえるゾ!)
GM:「どうせ偽名かなんかだろう。むしろ、通り名の『
シルヴァーナ:たしか、ハンドアウトだと犯罪結社のギルドに所属する殺し屋でしたね。
GM:「ザッツライ。ギルドの殺し屋さ。そんな、男がこのイタリアに入国したらしい。本来ならば、警察の仕事なんだが、このユーリ。『オーヴァード』じゃないかって目される人物でね。」
シルヴァーナ:「なるほど、確かに警察では荷が重いですね。」
GM:「で、アンタにはコイツの目的を調べた上で、妨害してほしいのさ。」
シルヴァーナ:…最悪…(首を切るジェスチャー)
GM:「場合によりけりだな。UGNの中でも指折りの実力と言われるアンタなら上手くやれるだろう。」
シルヴァーナ:「指折りかは…知りませんけど、それなりに腕は立つつもりです。」
GM:「イタリアじゃ、UGNは疎まれがちだ。『
シルヴァーナ:「大丈夫ですよ。『
GM:では、天花寺はにやりと笑って、さらにユーリ・チェレンが滞在していると目されるモーテルのアドレスを渡しましょう。
GM:「ガッチャ。アンタに頼んで正解だったよ。ついでに、ココの払いも頼まれてくれると最高なんだけど?」(一同笑)
シルヴァーナ:仕方ないなぁ…。「わかったわ、ここは私が払っておくわ。チャオ。」出されてたエスプレッソを飲み干してカフェを出ましょう。
GM:立ち去るキミに天花寺が、「俺個人のツテでもここまで調べられたから、他の組織の奴がすでに同じ情報を握ってる可能性がある。」と言うよ。
シルヴァーナ:じゃぁ、手早く事を始めましょうか。
GM:では、時は飛んで君はその件のモーテルの部屋の前にいる。情報にあったユーリの滞在先と思われる部屋の前だ。
シルヴァーナ:では、部屋の扉を…
GM:いや、ココでシーンはいったん切らせてもらう。他の人にカメラを移そう。
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