第30話 2021年6月15日(火) アニメの嗜好の変化

これまでずっとゲーム、アニメ、マンガが好きなオタリーマンとして生きてきたのだが、今年の母の日からこれまでを通して自分の中で大きく変わったことがある。


これまでから知っている作品を除くと、2つの系統の新規アニメをあまり見る気がしなくなっていることだ。


一つは、人がやたらと殺されて死ぬアニメ。

最近は自分の母の病気のことや亡くなった親戚のことを考える機会が多く、どうしても頭の中でそれらと作品を紐づけでしまうので、ストーリー等が良くても自分の信力手にはしんどく思えてしまうのだ。


二つ目は、意外にも日常系アニメ。

特に自然豊かなところが舞台となって、まったりエピソードを中心として家族間で交流しあうような作品である。

以前は、疲れている時はこういうタイプの日常系アニメは、自分にとって忙しい現実から離れるための貴重な癒しの存在だった。

特に社会人になってからは、日常系アニメの癒しを本当に楽しめるようになるのは、社会人になって働いてからだと思っていた。

だが今は、作品の中である種理想郷的な状況を見せられてしまうと、お前はこんな家族生活を過ごせるようにするため、今何をしているんだ? と、語りかけられている気分になってくる。

もっとも、はたから見たら単なる被害妄想だと指摘されても、その通りだとしか思えないが、自分が感じてしまう以上は仕方のないものでもある。


結果として、今見ているのものは、原作を読んでしまっていてストーリーの先が分かる作品か安心して見れるタイプのギャグ系の作品が中心となっている。


この変化も自分の環境が変わるれば変わるのか、時間がたって心が落ち着いたら戻るのか正直分からない。

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