世界が終わるまでは

ぬっちゃん

第1話

世界が終わるまでは1


2年間付き合った彼女に振られた。

相手は1つ歳の離れた歳上の女性だった。


馴れ初めは大学に入って間もない俺が友人に誘われて足を運んだサークルの新歓会。あんまり飲み過ぎないようにね。と俺のコップにビールを注いでくれた。一目惚れだった。


生まれて初めて飲んだアルコールの味はよく覚えていない。慣れない感覚に見事に目が回り、つい盛り上がってしまった俺は出会ったその日のうちにその人に告白をした。


「ごめんね、それに私彼氏いるから」


結果は惨敗。今思えば当たり前だが、その時の俺はどうしても出会って数時間と経っていないその人の全てを独り占めしたかった。困ったと言わんばかりに顰めた眉すら愛おしくてたまらなかったが、ふと我に帰り、自分のとった行動がいかに突発的で荒唐な事かを理解した。そしてとても居た堪れなくなりそそくさと飲み会の場を後にした。


それから数ヶ月が経ち、風の噂で彼氏と別れたと聞いた俺は猛アピールの末、その人と付き合うことになった。


それから2年はとても幸せだった。恐らくあの2年以上に幸せな時間はもう訪れないだろう。そういう確信が今でもある。何度も街にデートに出かけたし、免許を取って車で江ノ島や軽井沢にも旅行した。俺がなにか面白いことを言うとほころぶ顔も好きだったし、楽しい時無邪気にはしゃぐ姿も、少し馬鹿にしたらむくっと膨れる頬も、たまに寝言を漏らす無防備な寝顔も全てが愛おしかった。時折ふと見せるどこか寂しそうな顔も。


そして2年が経ち、8月。

3年生になり、春の講義を終えた俺は夏休みに浮き足立っていた。彼女も忙しかった就職活動を終わらせて最後の夏を楽しむぞというところだった。いつか彼女が言っていたラベンダー畑が見たいと言う言葉を覚えていた俺は、夏休みに彼女と北海道の富良野へ行こうと思い旅行のプランを立て、彼女を誘おうとしていたその日だった。


「ごめん、前付き合っていた人と寄りを戻したい」


俺はその日の夜、家に帰って泣いた。今この世で一番不幸な人間は俺なんじゃないかとばかり感じていた。彼女が寄りを戻したがっていた男は彼女が俺と付き合う前に交際していた同じ大学の先輩だった。どうやら高校1年生から大学2年生までずっと付き合っていた彼氏らしい。


「4年かよ......俺が付き合ってた期間の2倍じゃねえか」


俺以外誰もいない部屋で天井を見つめ独り言をぽつりと溢す。付き合っていた時、時折見せたあの寂しそうな顔はその恋人のことを思い出していたのだろうか。今更答え探しをしても無駄だ。解答はとっくに俺の手元から離れていった。付き合っている間も彼女が抱えていた寂しさを見ようともせず、身勝手に自分の好意を押し付けていた事を思うとなんだかとてもやるせなくて力が抜けた。俺が強く彼女のことを思うと同じように、彼女もまた元恋人のことを思っていたのだろう。いや、今では俺が元恋人か......。


「くそっっ!!何がいけねーんだ!?顔か!?顔はいいと思うぞまあまあ!!身長も俺の方が3センチくらい高い!将来性だって......」


将来性。そうだ。あまりにいつも通りの日常が続いていて忘れていた。彼女が元恋人のところに行った理由もそうだろう。もう何もないんだ。俺には将来も何もない。それよりまず人類に未来はない。俺たちに秋学期は来ない。人類に9月は来ない。世界が滅亡する前に見るのは一面のラベンダー畑で笑う彼女の顔が良かったなあ。


──2021年、米航空宇宙局(NASA)は、直径500kmを超す巨大小惑星が、2021年の8月31日にヨーロッパ圏を中心として地球に衝突する可能性があると発表した。衝突の可能性は極めて高く、衝突した場合の威力は、全世界が現在配備している核兵器全てを合わせた威力の約6000倍であり、その場合地球上の全生物の絶滅は避けられないというあまりにも現実離れしすぎてまるで理解が追いつかないような事実が報じられた。





8月25日の朝、人類滅亡まで一週間を切った日の朝。キジバトの鳴き声が街中に響き心地よく瞼を開けた。部屋の中にいてもつまらないと思い、顔を洗い、歯を磨き、服を着替え、外に出た。こんなにがらんどうな渋谷の街は珍しい。見慣れた場所なのに見慣れない景色に、自分が異世界に紛れ込んでしまった映画の主人公かのように錯覚する。そういえば前にやっていた映画館のアルバイト、これと言ってやりがいはなかったが無料で映画を見れるという付加価値は魅力的だったな。そこで見た映画のワンシーンを思い出す。世界の滅亡を直前にした男女が最後に愛を伝え合うという映画としては至ってありふれた内容だった。でも実際世界が滅ぶとして、愛する人と最期の時を迎えるのはこれ以上ないくらいロマンチックなことだと思う。俺にもそういう人が居ればなあ。少し前に別れた彼女のことを思い出す。彼女と世界が滅ぶ前に映画を見に行きたかった。そして愛を伝えあって、2人が幸せの絶頂にいる時に世界が滅ぶのだ。2人はずっと幸せに暮しましたというぼかした終わり方より、幸せの絶頂で2人生き絶えるという文句のつけようの無い終わり方のほうがよっぽど説得力がある。でももう彼女はいない。死ぬ時1人は嫌だな。



ここ最近、あの巨大隕石衝突の発表の日から色んなものを見てきた。衝突すれば地表が全てひっくり返る威力と報じられているにも関わらず地下にシェルターをつくって逃れようとする海外の金持ち達。仕事を放り出し最期の時を家族と過ごそうと街中から姿を消したサラリーマン達。法がこの先機能しないと分かった途端に犯罪や暴力を振りかざす人達。そしてそれを止める最後の最期まで己の正義を貫きたい人達。そして案外何事もないような顔をして今までどおりの日常を過ごしている人達。俺もその一人だ。


春学期の前半までは大学の講義が開かれていたが、教員や従業員が仕事を投げて実家に帰ってしまったので大学は大学としての機能を失った。しかし一人の還暦を過ぎたであろう老教授は最後までいつも通り授業を取り行っていた。白髪を生やし眼鏡をかけたとても気の優しそうな人だ。講義内容は特に興味があるものではなかったが、俺もなんとなくいつも通り講義に通っていた。人類が滅ぶ寸前にも関わらずいつも通りを貫く人、この終末の世界でどうすることも出来ないしこの際なにか破天荒な事をしたいという欲求もないような人間達にとっては、この状況におけるそういう「いつも通り」な人はとても有り難かった。




「お!イツキじゃん!一人でなにやってんの?」


ふらふらとほとんど人の居ない街を歩いていると聞き覚えのある声に呼ばれ足を止める。声の方向に目をやると大学の同級生が立っていた。パーマのかかった茶髪でなかなかに整ったルックスをしているこの男の名前はエイジ。周りには4人ほど女性を連れていた。こいつやはりモテるのか。


「家にずっといたら体鈍りそうだし散歩してたんだよ」


「マジ?一人で?後一週間で世界滅ぶのに何やってんだよー」


エイジはどうやらそれが可笑しかったらしくけらけらと笑う。


「いやお前こそ何してんだよ、その女の人達は?」


「ん?ああこいつら全員俺の彼女!」


「すごいな......てかお前大学じゃもうちょっとその......」


「軽薄そうに見える?だって俺大学じゃ猫被ってたしね〜。純粋そうなキャラ演じて寄ってきた女達食っちまうのたまんなかったぜ。こいつらもそのクチよ」


「いやクズだな!目の前にいるのに!」


「酷いな〜、俺はこの子達全員に平等に愛を注いでいるし、この女の子たちも俺と付き合えて嬉しいみたいよ?俺イケメンだしね!」


「普通やんねーだろ4股とか......」


「えー、後一週間で人類滅亡だよ?やりたいようにやんないとねー、つか未だにわけわかんねーよなー」


「まあ本人達がいいならいいけど。」


「それに、あと一週間で終わるって世界で普通でいることってもしかしたらそっちのがよっぽど異常なのかもよ?」


「そうかな?ちなむと俺はこの状況でも春学期に淀川教授の講義に最後まで通った男だ」


「マジかよ!めっちゃウケるなそれ!つかあのじーさんもよくやるぜ、あとちょっとで世界滅ぶっていうのに授業なんかやってさ」


「まあたしかに受講者は少なかったよ、でも俺以外にもちらほらいたな」


「イツキも含めてだけど、やっぱりちょっとおかしいね、そういう奴ら」


「そうかな、こんな状況だからこそいつも通りに過ごしたいって奴らもいるんじゃないか?」


「少数派の中の少数派だよそんなん、みんなどーせ死ぬんだから死ぬ前に自分のやりたいことやりまくってんだ、あと何十年か7日かの違いだよ」


死ぬんだから死ぬ前に自分のやりたいことやりまくってんだ。俺の頭の中でエイジのこの言葉が反芻していた。そうだ。どうせ死ぬんだから死ぬ直前に彼女は俺といるより先輩といることを選んだんだよな。そしてやりまくっているのだろうか。考えたくもないような事ほど執拗に頭に浮かんでくる。


「それに見てみな」

眉間に皺を寄せエイジが続ける。


「ああいうクズみたいな事してないだけオレはマシと思うけどな」


エイジの目線の先に目をやると数人の男達が制服の少女を囲んでいた。囲まれている少女は困った顔できょろきょろと周りを見渡している。ちらほらいる通行人達もそれを見て見ぬふりだ。



「法とか秩序とかが崩壊しても道徳って奴だけは捨てちゃダメだと思うんだ、それが無くちゃ動物と一緒だぜ」


エイジは先程こそ軽薄そうな態度をとっていたが、実はきちんとした性格だ。猫を被っていたと言っていたが、俺が彼女と別れたと報告したらその日すぐにうちまで駆けつけて話を聞いてくれたり、普段の立ち振る舞いを見るに困っている人を見捨てれない根っからの正義感や情に熱い性格なのだ。彼はあの男達がこれからしようとしている行為が許せないのだろう。しかしこの世界ではもう公安がまともに機能していない分、彼自信も自分と彼女達の身を守ることに手一杯で面倒事に突っかかれないのだ。


「エイジ、女の子達待たせすぎだぞ」


「あ、あぁ悪かった皆!じゃあまたなイツキ!ちなみに4股じゃなくて36股だぜ」


「さっさと行け!クソチ○コ!」


俺の言葉に押され去っていくエイジを見送る。やがて姿が見えなくなったところで俺は考えた。


さて、普通の人ならこの場合どうするだろう。

1.助けを呼ぶ。

2.見て見ぬフリをする。

3.止めに入る。


1はダメだ、見渡した感じおそらく周りに助けてくれる姿勢の人はいなかった。ましてやこの状況で危険を顧みず飛び込める人なんてなかなかレアだろう。みんな我が身が一番可愛いのだから。2は論外、俺はそんなことができる程器用に育っていない。消去法で3。


「すいませーん!その子、僕のツレなんで離してもらっていいですかー?」

決めるや否や何の算段も無く駆け寄る。次の瞬間、複数人の中の1人であるドレッドヘアにサングラスをかけた男の拳が俺の顎を掠めた。ゴッ!と鈍い音がして視界が暗くなる。


「こいつの男か?攫え」


気がつくとビルの中のような場所にいた。窓からは109が見える。そんなに遠くに連れて行かれてはいないようだ。俺は殴られたのか。ジンジンと顎が熱を帯びているのに気付き、痛みがぶり返した。


「いってぇ!?顎殴られるのってこんなに痛いの?頭がガンガンする」


「あの、大丈夫ですか?」


声の方向に目をやると先程男達に絡まれていた少女も一緒にいた。少女と言っても歳はさほど俺と離れていない。17、8歳くらいだろうか。制服を着ていることもあって高校生だと分かった。俺も少女も手足をガムテープで固定されているようで身動きが取れない。どうにか解けないかともがいていると少女が口を開いた。


「あなた私の彼氏なんですよね?助けて下さいよ」


「いやまああれはあの状況だったからしょうがなかったというか、急にツレとか言っちゃってごめんね。でも普通はまずありがとうとかじゃない!?」


「私の彼氏ヅラをして飛び出してきたと思えば一撃で地面に転がされた人にかける言葉があるとすればDon't mind. Show me a cooler,next time.」


「なんか腹立つ!」


かなり発音のいい英語だ。相当教養のある子なのだろう。横着な口を聞く少女は大きな瞳で俺を睨みつける。


「静かにしてください、あいつらが来ちゃうじゃないですか」


「そういえばあいつらは?絡まれてたの?」


「......ナンパされちゃって、私可愛いから」


先程のエイジの姿が重なった。確かにこの子もとても整った容姿をしている。大きな瞳に栗色の艶かかった髪、透き通るような白い肌を見るにどうやらいい所のお嬢様なのだろうと連想させられる。ルックスに恵まれるとこうも自然に自分を称賛できるのか。


「あはは、ここからどうやって抜け出そうか」


「生憎これはフィクションじゃないので手足を縛られた状態で抜け出す術なんて私は持ち合わせていません、どうせ入り口に向かってもあの男達がいるし、あなたを気絶させたドレッドヘアの男は元プロボクサーです」


「まじで?そりゃ気絶させられたことにも気付かないわけだ、プロボクサーが一般人に拳を振るうなんて世も末だな」


「こんな時に下らないジョークはやめて下さい、頭が痛くなります」


「それは君も頭打ってるからじゃない?ほら血」


「え?ぎゃあああああああああああああ‼︎‼︎‼︎」


耳をつんざくような悲鳴がビル中に響き、間も無くして先程の男達が部屋に入ってきた。血も見たことないのか。箱入りの高校生なのだろうか。


「うるせーぞ!ったく何でこんなガキの面倒見なきゃなんねーんだ、ってこのJKかなり可愛いじゃん、なあ宇堂、イイか?」


面倒?ナンパじゃないのか?

30半ばに見える中年が少女に手を伸ばす。少女はどうやら出血のショックで気絶しているようだった。


「あぁ、構わねえよヤッちまっても。どうせ俺らはお払い箱だからよ。」


宇堂と呼ばれていたドレッドにサングラスの男が言う。この男の口ぶりからこいつらを雇った人物がいるようだ。そしてこのドレッドにだけは例え手足が自由でも勝てる気がしない。プロボクサーなんて肩書きだけで足がすくむ。


でも、みんな揃って滅亡するくらいなら目の前で犯されそうな女の子を守って死んだ方が普通にかっこいいかもな。そう思い俺は腹から声を張った。もちろん何の算段も立てていない。


「その女の子はマグロだぞ!俺もその子と行為したけど全然楽しくなかったぞ!」


「は、はぁ!?」


中年が思わず目を見開いてこっちを見ると同時に、気絶していたはずの少女が声を上げる。いいタイミングで目を覚ましてしまった。そしてものすごく失礼な嘘をついたことを詫びたい。


「いや、でも俺はそれでもイケるな」


一瞬怯んだ中年だったが冷静さを取り戻したようだ。いやこれはもはや冷静なのだろうか。


中年の手が再び少女に伸びる。少女は声を抑え怯えている。恐怖に塗れたその顔は今にも泣き出しそうだ。その時、バン!と入り口の扉が強く開いた。


「全員手を上げろ!」


武装した警察官達がビル内に一斉に押し寄せる。助かった。しかしもう公安部隊などとっくに国家権力としての機能を果たしていないはずじゃ?


「大丈夫かよイツキ」


聞き慣れた声に振り向くとそこにはエイジの姿があった。


「え?なんで!」


「いやなんでってお前あれ絶対突っ込む顔だっただろ、だから俺が助け呼んどいてやったの、感謝しろよー」


「なんでこの場所が?」


「そりゃあんだけデカい叫び声こんな誰もいない街で響いたら一発で場所わかるぜ」


「でもなんで警察が?もうまともに機能していないんじゃ」


「全員が来たわけじゃねーよ、当たれる限り元警官達に呼びかけて言ってやったんだ。ただの20歳の若者一人が女の子守るために暴徒に絡まれてるぞーって、そしたらこれだよ、こんな世界でもまだ守りたい正義ってやつがあったんだよな。人間捨てたもんじゃねえな!あと一週間で全員死ぬけどな!はっはっは」


「お前、たった1人でこんな人集めたのか?」


「1人じゃねえよ、さっき言ったことなのに忘れたか?俺は36股だ」


どこまでも頼れるやつだ。


一件が落ち着き、その場を後にしようとした俺は先程の少女に引き止められた。


「あの、ありがとうございます」


自分の身の危険を回避し、安堵に満ちたように表情の緩んだ少女は少し笑顔で礼を言う。


「はは、お礼ちゃんと言えるじゃん」


「流石にあの状況で何の算段もなく突っ込んできてすぐやられた人でも一応私を助けようとしてくれたことには変わりないかと」


「でも私がマグロだとか言うデリカシー皆無の嘘には正直ドン引きしました、しかも言うほど時間稼ぎにもなってませんでしたし」


「確かにアレやらなくてもエイジ達が助けに来てたな」


「まったくです。まあ自分の身を厭わず二度もあいつらに向かっていったことは評価します」


「上からだなあ。あ、そうそう、あの人たちは一体なんだったんだ?君のことを誰かに攫うよう依頼されたみたいな口ぶりで話してたけど」


「......」


押し黙っている。きっとあまり口にしたくはない事情なのだろう。誰だってそんな事情はあるだろう。


「聞かないでおくよ、ちゃんと暴漢には気をつけろよ、じゃあまた」


家に着いたのは午後10時を超えたあたりだった。ベッドに寝転がるとどっと疲れがきて、目を閉じるとそのまま寝てしまいそうだ。長い1日だった。世界が滅ぶ7日前に女の子を助けた。それだけ聞くとなんてヒロイックな展開なんだろう。このまま目を瞑ったら明日か。そうしたら人類滅亡まであと6日か。あと6日。


エイジに言われたことを俺は思い出していた。残り短いやりたいようにやんないとな、と。あぁ、彼女が欲しい。ふとそんな言葉が浮かび、思い浮かべたのは先程助けた少女だった。いや、ないない。相手はおそらく未成年だし別にこれといって込み上げてくるような場面も会話もなかった。助けたのにただ小馬鹿にされ続けてただけ......それで......お礼を言われて......その時......の......笑顔......が。あれ?俺はもしかして惚れっぽいのか?疲れたし寝よう。



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