あなたを見るたびに、もう一度貴方に恋をする。〜Every time I see you, I fall in love all over again〜
猫ヤ
第1話 プロローグ
暖かく晴れた空はまるであの人のようだ。
「、、、様、、ヴィア様、オリヴィア様朝ですよ」
慣れ親しんだ声が私を起こす。あぁまた1日が始まる。また見ないといけないのか、あの方が次期聖女様と仲良く登校してくる姿を。
「ねぇ知ってます?オリヴィア様、アーサ様に振られたそうよ」
私を見ながら世間話をしてくる。1つだけ訂正とこう
まだ婚約者破棄されてませんからぁぁぁぁぁ
あら、失礼しました最近ストレスのせいか口調が乱れてしまいますの。
隣にいるエマはとても冷ややかな目で私を見てくる。エマには私の心の中なんて丸見えなのね、
「いえ、オリヴィア様普通に声に出ております。」
「、、、へぇ、、、」
恐る恐る周りを見たら、さっき私の話をしていた方が怯えた様子で私を見てきた。
あははは、優しく微笑む。
「顔が引き攣っていますよ」
「そんなことなくてよ」
「いいえ、周りの方を見てみてください、この世の終わりだと言う顔をしてらっしゃいますよ」
「ahahah、失礼しました」
そそくさとその場をさり教室へ向かう。この空気に耐えられなくなったわけじゃない。後ろからアーサ様とマリア様が歩いて来たからだ。
教室は3階ですぐ着いた。マリア様はメロディアス公爵家の馬車から出てきた。もちろんアーサ様も同じ馬車から出てきた。
まるで2人は思い合っている、婚約者のようだ。
もともと同じ馬車から出てくることは婚約者か愛し合っているのだと思われても仕方ない行為だ。
アーサ様はとても優しくて、たくまし体、王太子殿下の側近として素晴らしい活躍をしている、アーサ様のお父様は宰相としてこの国を支えててくださっている。
そんな、素晴らしいメアーサ様は沢山の女性を虜にしている。なんと罪深いお方なんだろうか。
あなたを見るたびに、もう一度貴方に恋をする。〜Every time I see you, I fall in love all over again〜 猫ヤ @tomokanagayama
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