人生なんてガラクタだ

時島氷雨

どうしようもない

諦めた。

何回言えば気が済むんだ?


自分でも分からないくらい諦めてきたつもりだった。だが、ひとつだけ諦められなかったことがある。

息をし続けることだ。

やめて仕舞えば楽になるのに、他のことと同じように捨てて仕舞えば、苦しいことなんて何も感じなくなるのに。それだけはいまだに、握り締めている。


馬鹿馬鹿しいよな。

早く楽になりたいと叫ぶ心と、この吹き溜まりでも存在し続けようとする体が、毎日喧嘩をしてるんだ。


どうにも出来やしないさ。

僕たちは、そういう生き物だろう?

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