第8話 最大の過ち

そして俺はミリアと一緒に奴隷商から出てすぐに、別の国に転移した。この国はアッドムーキと言うらしい。


「よしありがとなミリア」


「…」


うわぁ、これは、打ち解けるのはきつそうだな。とりあえず俺はまず服屋に行くことにした。ミリアは魔法で綺麗だったが、服はボロボロだった。


「ミリアとりあえずそんな服じゃ嫌だろう。服屋に行くか。」


「…」


相変わらず無口のままだ。やばい。何言っても無口だからさすがに寂しくなってきた。そんなこんなで服屋についた。


「とりあえず好きなもの選べ」


「…」


反応しない。あれ?なんで反応しないの。

…仕方ない………


「主人として命ずる貴様の好きな服を選べ」


そういうと、ミリアは数十個の服を持ってきた。


「よし、分かった全部買ってやる。すみませんこれ全部買ってくれ。」


「分かりました。全部で金貨9枚と銀貨5枚です。」


「これでお願いします。」


よし買えた次は、宿屋に向かうか。


「いらっしゃい。泊まっていくかい二人合わせて銀貨6枚だよ。」


そして俺は財布を確認した。

銀貨5枚しかない………。


「…」


ここで俺は自分の過ちを気づいた。

それと同時に絶望して膝から崩れ落ちてしまった。

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