第一話

病院での生活も一週間たち今日は20日だ。

今日で病院生活も終わりを告げる。

「よーし、やっと家に帰れる。」

そんなことを呟くと母が

「あ、今日は家帰んないであげて。」

と言った。

「は、なんで?」

そう聞くと母は、

「優子が今日彼氏連れてくるらしいから。母さんも父さんも夜仕事だから。」

はぁー、これ以上言っても何も変わらないだろう。この会話でわかるかもしれないが、俺は家族からあまり愛されてない。

これは小学生の頃からわかっている。

流石に小学生の頃は反抗などはしたものの、

もう諦めが付いている。

「わかった。ネカフェにでも泊まるよ。」

そう言い荷物をまとめて病室を出て行く。

そして駅前のネカフェに行き部屋を選択して、ラーメンでも食いに行く。

そのあとまたネカフェに戻り、アニメでも見ていると、隣の部屋の人の部屋から、すごい音が聞こえてきた。

注意しようとして隣の部屋にいき、ドアをノックすると、

「はーい、今開けます。」

と聞き慣れた声が聞こえてきた。

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