陰キャくんのREDO 陽キャ女子に告白したら振られ方したのだやり返します

咲イカ+

エピローグ

2018年9月8日、高校2年生の今、僕は、クラス最強陽キャ女子こと夕凪雪奈さんに告白する。

緊張して、何も情報が入ってこない。

「あ、あの、夕凪さん、ちょっといいですか?」

「うん、いいよー^_^」

「あの、ちょっとついてきてください。」

コツコツコツコツ、上履きの音が2つなる。

そして金木犀の下にくる。

「ずっと前から好きでした。僕と付き合ってください。」

よかった、噛まずに言えた、という安心感と、こんな普通な告白でいいのかな、という、不安が入り乱れる。

…少しの沈黙があり、そして彼女が口を開く。

その動作だけで何故か色っぽい。

「ごめんなさい、根暗な性格と、陰キャは無理です。もっと私に見合う男になってから出直してきなさい。」

この後のことは覚えていない。

そして帰路を辿る。

家の前の道の金木犀が散り始めていた。

この金木犀のように僕の初恋も散ったのだ。

そんなことを考えながら歩いていると、前が白い光で包まれ、キ キーーという音がして、ガタンとなって僕の意識の糸が切れた。

そして起きると、病室にいた。

はぁー学校で僕の告白噂になってそうだな。

そういえば僕はどのくらい寝てたのだろうと思い、カレンダーを見ると3月13日となっている。高校の合格発表日の一週間後とちょうど同じだ。異変を感じ、年を見ると、2017年と、そう書かれていた。



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