旅行先で犯罪者?がついてきた

20210607の夢


 海の近くの旅行先、ボックスカーで家族旅行(大人二人と子ども二人。性別はわからない)。

 車で帰る途中、車に見知らぬ男二人が乗っていることに気づく。

(三列目か後部の荷物入れのところで横になっていて、寝ていたので気づかず出発してしまっていた)

 男二人が寝ている間に、大人一人が男達の荷物をチェックすると、値札の付いたままのアクセサリー(水晶? 瑪瑙? のスライス)がたくさん入ったカバンと、血の付いたタオルを持っている。


 なにか事件を起こしたと思われたので(そう思ったのは大人一人だけで、そのことを他の家族には言えてないし、実際に事件を起こしたかは不明)、手足を縛ろうとしたけどできなかったか、縛ったけれど途中で外されたかで、言葉巧みに家まで男二人を連れ帰る流れになる。


 家に帰る車内で、犯罪者ではないかと疑う大人一人は、この男二人が大丈夫だという確証が欲しくて色々話をする。他の家族はお客さんだと思って話をする。


 家についてからもそれが続く中、男二人が顔を見られたくない様子で帽子をかぶり続けていたり、血が付いていたはずのタオルをつけ置き洗いされていたりで、大人一人はますます疑惑を深めていく。


(大人一人がお風呂をすすめ、「その間に、今着ている服や帽子を洗って乾かしておきますよ」と言って帽子を脱がそうとする。「他にも洗濯物があれば出して置いてくださいね」と言うと「すでにタオルはつけ置きさせてもらっている」と聞き、しまった証拠が薄れた、と大人一人は思う)


 なんとなくわかったのは、男二人は実際になにか事件を起こしているんだけど、今のところ車で会った家族に酷いことをするつもりはないこと。

 でも、気づかれたとわかったらどうなるかわからない、という緊張感が続いていた。

 

 ここでいきなり、夢の登場人物が蛇とバッタ、夢の舞台は草原になる。


 蛇が歩いていると、バッタと出会って、一緒に散歩することになる。

 バッタは「ただ一緒に散歩するのはつまらないから僕は飛びながら行くよ」と、蛇の上? 横? をぴょんぴょん跳びながら進む。

 途中でうっかりバッタは水たまり? 水路? に落ちる? ぶつかる? かどうかして、水の中でバラバラになってしまう。


 蛇はバッタがいなくなって残念に思う。


   ☆


↓ここから起床後の思考です↓

 

 蛇にはバッタを食べる気はなかったんだけど、もしかしたらバッタは自分がパクりと食べられないように跳び続けていたのかもしれない、と思った。


 蛇とバッタの夢も、最初に見ていた夢(車に乗ったのは犯罪者かもしれない)と同じだ、とも思った。


 「天上の青」(曽野綾子著)や「アンパンマン」を連想した。


 「天上の青」はネタバレしないように書けないから書かないけど、アンパンマンはちょっと補足。


 私がアンパンマンのアニメをちゃんと見たのは大人になってから。

 子ども時代は存在は知っていたものの、いつ放送しているかも知らなくて、同級生が「愛と勇気しか友達いないんだって~」とはやしながら歌うのを聞いて(言葉尻をとらえる、子どもあるある)、歌を知ったくらいで、キャラクターもアンパンマンが主人公、ばいきんまんが悪者、程度しか知らなかった。


 すでに小学生になっていた自分は、好きも嫌いもなく、アンパンマンとはただの幼児向けアニメだとしか思ってなかった。 


 色々あって、大人になってからアンパンマンのオススメ話を見る機会を得られて見ていくと、アンパンマンの世界がスゴいのがわかった。


 まず、キャラクターがいっぱいいて、そのキャラの方向性や、誰と誰は仲がいいけど、誰と誰はそうじゃない、というしている。


 確かにばいきんまんは、人の食べ物を奪うという悪いことをしているんだけど、なぜかそれが相手によっては場合がある。


(少なくとも、自分が把握しているだけでも、プリンちゃん、エクレアさん、オクラちゃん、シチューおばさんは、ばいきんまんを悪い人だとは思っていない)。


 その反対に、ばいきんまんが段階で「ばいきんまんめ、やっつけてやる!」とふっかけに来るキャラもいる。ばいきんまんが応戦していると、そこにあらわれた別のキャラに「ばいきんまんがこともある。相手にからまれたから応戦していただけなのに。


 すごく現実っぽい世界に、うわぁスゴい、と思った。


 さらにそれをうまく子ども向けに落とし込んでる(悪い意味の方ではなくて、「反映させる」というか、「作り込む」というか、そっちの意味の「落とし込む」)のがスゴい。


 で。


 もし、この夢を小説化するなら、大人一人はずっと男二人を疑っていて、他の家族はそうじゃない様子を対比して書くんだろうな、と思った。


 なら結末はどうしよう?

①男二人は犯罪者で、自分達の正体に気づいてそうな大人一人をどこかへやってしまう(実は大人一人はすでに別の悪者で、男二人は出会った家族を守るためにそうした)。

②男二人は犯罪者ではなく、すべては大人一人の杞憂だった。

③男二人は犯罪者で、大人一人がなんとか家族を守る。


 今ウケそうなのは①かなぁ。男二人を妖怪にすれば良さそう。

 短編にするなら②。さんざん煽ってほっとさせる。

 うまく書いたら面白そう。

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